FC2ブログ
BL読書感想日記※※※ 詳しくはカテゴリーの「このブログについて」をご覧下さい。

2020/081234567891011121314151617181920212223242526272829302020/10

脱がない男 下
木原 音瀬著
ビブロス (2005.10)
通常24時間以内に発送します。
イラスト/志水ゆき(ビーボーイノベルス)

嫌味な上司・藤原の弱みを握り、自分の企画を押し通した甲斐谷。
しかし友人の勘違いも手伝って、甲斐谷は藤原と身体を重ねてしまう。藤原の壮絶な色香を知って、藤原を好きになってしまったことに甲斐谷は気づく。
しかし二人の間にあったことを藤原は覚えておらず、甲斐谷は想いをどう告げたらいいのか悩む―。
-----------------------------------

甲斐谷案和(かいたにあんな・25歳)×藤原康人(ふじわらやすひと・32歳)

「脱がない男」後編です。
【上】を読んだ時、感想に「藤原感じ悪い」とか書いたような気がして読み返してみたら確かに書いてました。
頭ごなしに怒鳴ったり企画に反対しているようにしか思えなくて「理不尽」に感じて甲斐谷と一緒になって怒っていたんですが、今回は藤原の仕事に対する気持ちがちゃんと書かれていてよくわかりました。
それにすごく可愛い。
すみません、前言撤回します。思いっきり見当違いをしていたようです。
まるで自分が甲斐谷になったみたいな気持ち(^^ゞ
思わず前回の感想を書き直そうか・・・とまで思いましたが、あれはあれでそう思ったんだから。やっちまったもんはしょうがない(^^ゞ


前回はとにかく頭にきていた甲斐谷が藤原の恥ずかしい写真を撮影し、藤原の身体の秘密を楯にして脅し企画を通したあげく、媚薬で訳のわからなくなった藤原を勢いで押し倒してしまうというような展開でした。
それによって藤原への恋に目覚めてしまった甲斐谷ですが、今回は自分のしたことが自分に返ってきてしまいました。
藤原が身体の欠陥のことで中高と苛められ、今でも泣くほど傷ついていることを知ると、甲斐谷は自分のしたことの非情さに改めて気づきます。
仕事に関してもただ訳もなく厳しいわけではなく、きちんとした考えがあってのこととわかり、甲斐谷は反省し、藤原に謝罪して、仕事にも一生懸命取り組むようになります。
自分の身体のことを脅しに使われ甲斐谷のことをよく思っていなかった藤原でしたが、甲斐谷の捨て身の謝罪(これが笑える)に毒気を抜かれたように、藤原もまた甲斐谷に自然に接するようになります。
夕飯を一緒に食べたり、藤原の家に泊めてもらったり、二人の仲はそれまでのことが嘘のように近づきますが、それはあくまで仲のいい上司と部下か、友人同士のようなもの。
自分に優しくなった藤原に喜ぶものの、藤原への恋心でいっぱいの甲斐谷は、その状態が苦しくなっていきます。

さんざん悩んだあげく藤原に告白するのですが、やはり藤原には受け入れられず…。
そして甲斐谷のとった行動はなんと、反省して謝罪したはずなのに再び「恥ずかしい写真」を振りかざして一日恋人となることを強要するというものでした。
はっきりいって「あんた、ちょっとぉ」思わずにいられません(^^ゞ
でも一日の約束だったはずが、一週間先延ばしになり、そのうちに藤原のガードも甘くなって、泡のお風呂ですもんね。
甲斐谷のゴネ勝ちですか。
このまますんなりラブラブになれるわけではなくて、そのあとひと波乱ありますけどね。

甲斐谷はホントに子供みたいな男ですね。
一生懸命だし屈折してなくて素直だとは思うけど、仕事でも藤原に対してでも、こうしたいと思ったら力任せ。
それでも仕事に関しては、前回と違い、きちんと勉強して取り組むという成長の姿勢も見えましたが…。
藤原への想いに嘘はないのはわかるけど、思いっきりわがままいって年上の男に甘えてますね。
「写真」を持ち出すのも、思い通りにならないとメチャクチャ言ってダダを捏ねる子供みたい。いいか悪いかは別にして。
「お願い、お願い」は可愛いんだけどさぁ…(笑)
でもまだまだ…ダメダメ君な感じ。
だけどこういう甲斐谷だから、藤原も気を許してリラックスできるのかもしれませんね。
それに藤原の身体的欠陥を卑怯な手に使った甲斐谷ですが、その傷を癒したのも甲斐谷でしたからね。

【下】を読んだら藤原はまともに思えました。
甲斐谷がヘン。ヘンというか、しつけの全くできてない大型犬?
藤原の操縦しだいですね。
こうと思ったらやりとげようとする根性はあるし、素直で甘え上手で可愛いところもある男なので、暴走を止められれば、きっと上手くいきそう。
ラストにもあるように、思い切り甘やかしてあげたら、びっくりするような成長を遂げるかもしれません。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://0hz.blog112.fc2.com/tb.php/503-cc06c5fd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック