かのえ なぎさ著
ワンツーマガジン社 (2005.9)
通常24時間以内に発送します。
ワンツーマガジン社 (2005.9)
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4年前、ヤクザの俊成に無理矢理身体を開かされた京一。
以来京一はクールに徹して俊成に対する復讐を密かに狙っていた。
ある日街で知り合った挑発的な目を持つ男・望が俊成の命を狙い、鉄砲玉として飛び込んできた。京一は共通の敵を持つ彼に個人的に取引を持ちかける。
しかし利用するだけだったはずの望の荒々しくもまっすぐな瞳に京一は惹かれていき…。
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仙道望(せんどうのぞみ・26歳)×菅尾京一(すがおきょういち・32歳)
「ふしだらな凶賊たち」
「眠る傍らに」の二編収録されています。
間宮組の組長代行・間宮俊成(まみやとしなり)に騙され経営していた会社も家も失くし、妹も人質にとられたあげく自分まで俊成に犯されてしまった京一。
今は間宮組のフロント企業の経営者として何件かのバーや会社を経営させられています。
心の中では俊成への復讐心を燃やし4年間を耐えてきましたが、そんなとき俊成と対立する組の鉄砲玉が、俊成を狙い京一の経営するバーに飛び込んできます。
理由は違っても俊成を殺したいという目的は同じ。
その鉄砲玉・仙道望を捕らえた京一は、俊成を殺す為に望と手を組みます。望を自分の経営するバーの従業員として雇い機会を伺う二人ですが、京一につけられていた監視により二人が接近したことを俊成に知られてしまいます。
機を同じくするように、望の所属する組からの間宮組への攻撃は激しくなり、京一と望は否応なしに巻き込まれていきます。
望を狙う俊成。そして京一は望が所属する組からも、人質として囚われて…。
初めてのヤクザものだそうです。
明るく読みやすいタッチ…ではなくてどちらかというとハードな雰囲気でした。
櫻井さんのイラストが甘めなので視覚的には甘いんですが、これが奈良千春さんあたりだったらハードボイルドさがもっと増したかもしれないな~とちょっと思いました。
目から入るイメージってわりと大きくないですか?
京一はかなりひどい目にあってきましたが、黙って虐げられ耐えているというタイプではありませんでした。かなりクールだし計算高いし格闘も強い。
鉄砲玉として飛び込んできた望を叩きのめしてますし、京一が望の頬を平手打ち…なんていうシーンも沢山出てきます。
かなりキツイお人柄でした。
望は組では下っ端で「鉄砲玉」などするぐらいですから度胸もあるし、真っ直ぐだし情熱的でした。
年下らしいというか、ちょっとしてやられているような部分もありますね。なんせこの年上男はかなり扱いづらいですから(^^ゞ でも望も負けてはいませんけれど。
二人のスリリングな会話はなかなか良かったです。
ラストは完璧なハッピーエンドとは言えないように思います。
二つの組から狙われる逃亡生活ですから。
若い頃は「愛の逃避行」もロマンティック~と思ったけれど、この年になると平穏に安住したいから…。
今後二人が落ち着いた居場所を見つけ、幸せに暮らしていけることを心より願っております。
仙道望(せんどうのぞみ・26歳)×菅尾京一(すがおきょういち・32歳)
「ふしだらな凶賊たち」
「眠る傍らに」の二編収録されています。
間宮組の組長代行・間宮俊成(まみやとしなり)に騙され経営していた会社も家も失くし、妹も人質にとられたあげく自分まで俊成に犯されてしまった京一。
今は間宮組のフロント企業の経営者として何件かのバーや会社を経営させられています。
心の中では俊成への復讐心を燃やし4年間を耐えてきましたが、そんなとき俊成と対立する組の鉄砲玉が、俊成を狙い京一の経営するバーに飛び込んできます。
理由は違っても俊成を殺したいという目的は同じ。
その鉄砲玉・仙道望を捕らえた京一は、俊成を殺す為に望と手を組みます。望を自分の経営するバーの従業員として雇い機会を伺う二人ですが、京一につけられていた監視により二人が接近したことを俊成に知られてしまいます。
機を同じくするように、望の所属する組からの間宮組への攻撃は激しくなり、京一と望は否応なしに巻き込まれていきます。
望を狙う俊成。そして京一は望が所属する組からも、人質として囚われて…。
初めてのヤクザものだそうです。
明るく読みやすいタッチ…ではなくてどちらかというとハードな雰囲気でした。
櫻井さんのイラストが甘めなので視覚的には甘いんですが、これが奈良千春さんあたりだったらハードボイルドさがもっと増したかもしれないな~とちょっと思いました。
目から入るイメージってわりと大きくないですか?
京一はかなりひどい目にあってきましたが、黙って虐げられ耐えているというタイプではありませんでした。かなりクールだし計算高いし格闘も強い。
鉄砲玉として飛び込んできた望を叩きのめしてますし、京一が望の頬を平手打ち…なんていうシーンも沢山出てきます。
かなりキツイお人柄でした。
望は組では下っ端で「鉄砲玉」などするぐらいですから度胸もあるし、真っ直ぐだし情熱的でした。
年下らしいというか、ちょっとしてやられているような部分もありますね。なんせこの年上男はかなり扱いづらいですから(^^ゞ でも望も負けてはいませんけれど。
二人のスリリングな会話はなかなか良かったです。
ラストは完璧なハッピーエンドとは言えないように思います。
二つの組から狙われる逃亡生活ですから。
若い頃は「愛の逃避行」もロマンティック~と思ったけれど、この年になると平穏に安住したいから…。
今後二人が落ち着いた居場所を見つけ、幸せに暮らしていけることを心より願っております。
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