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水に燃える月
水に燃える月
posted with 簡単リンクくん at 2005.10.12
高塔 望生著
ビブロス (2005.8)
通常24時間以内に発送します。
イラスト/左崎なおみ(ビーボーイスラッシュノベルス)

検事の芹沢は、そのクールな美貌を惜しげもなく男に抱かせていた。ただしかつて恋人に裏切られた心だけはもう誰にもやらないと固く決めて。
しかし、ヤクザ・竜崎との出逢いが凍りついた芹沢を溶かしていく。
ヤクザと検事。惹かれあってはいけないのに…!
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竜崎哲(りゅうざきあきら・30代)×芹沢維尚(せりざわゆたか・30歳)
ヤクザと検事。

「水に燃える月」雑誌掲載
「甘い毒・苦い蜜」書き下ろし の二編収録されています。

「水に燃える月」視点は芹沢側から。
初めての時従兄弟に弄ばれ、大学生になって初めて恋人と信じた男は、出世のために別の男に芹沢を差し出しました。
それ以来、芹沢は心通わない身体だけの関係を数々の男たちと重ねています。
そんな芹沢の前に現われたのがヤクザの竜崎。
ゲイバーで再会した竜崎は有無を言わせぬ強引さで芹沢を抱き、あられもない芹沢の写真を撮って脅し「惚れた」といって関係を強要します。
意に沿わない関係を続けていくうちに、少しずつ竜崎を知り惹かれていく芹沢。
ところがある日竜崎が殺人容疑で拘留されてしまいます。
殺人のあったその時、芹沢は竜崎に抱かれていました。
竜崎がアリバイを主張すれば疑いは晴れますが、ヤクザとつきあいがあったと知れれば芹沢の検事としての立場は終わりとなってしまいます。
竜崎は話すに違いない、と脅える芹沢。
しかし竜崎がアリバイを主張しなかったことを知って…。

傷ついた過去のせいで心を閉ざすクールビューティー。
自分を裏切った男に病のため死期が迫っていると聞いても揺らがないカチンコチンぶりです。
でも火のような竜崎の前では、熱に溶ける氷のようですね(笑)
こういう場合優しく包み込んで心を解していくタイプもありますが、竜崎は荒々しくおかまいなしに叩き壊していくような感じ。
ヤクザを生業にしているだけあって暴力的で怖いところもありますが、でも芹沢を想う優しさもちゃんと伝わってきました。
そして一旦解れてしまえば芹沢も結構熱い男でした。
自分をかばう竜崎を助ける為に、検事をやめる芹沢。
そしてそこまでした芹沢を「ヤクザのイロ」にしないためにヤクザをやめる竜崎。
ヤクザと検事がハッピーエンドになるにはこの結末しかないのよね。
都合がいい感じもしますが、ドリームですからそのへんは無条件に浸ればいいと思う(笑)
芹沢が竜崎に心を開いていく様子も違和感なかったですし、なかなかドラマティックで面白かったです。

「甘い毒・苦い蜜」は仕事をやめたその後の二人。視点は竜崎側。
「激愛の新婚生活(あらすじより)」だそうですが、そんなに甘いもんでもありません。
検事をやめたあとスキャンダル報道にまみれた芹沢と、元ヤクザで前科者の竜崎。貯えはあるもののそれを食いつぶしていくわけにはいかず仕事を探しますが、なかなか仕事は見つかりません。
特に竜崎のような立場は、どこへいっても雇ってくれるようなところはなかなかなく。そのへんの件はちょっと切なかったですね。
前身がヤクザだということで理不尽な思いをしているのに、やはり求職がうまくいかず意気消沈する芹沢を反対に慰めたりして、なかなか懐の深いいいやつです。本当は自分で店を持ちたいという正直な気持ちを芹沢に言えないなど元ヤクザとは思えずちょっと可愛い。元検事の芹沢のような硬い男は「水商売」など嫌がるだろう・・・ということで、なんですけど。
やっと芹沢は就職が決まったものの自分だけは決まらずに焦っていたとき、脱会したはずの組から呼び出され、再びヤクザの世界に引き戻されそうになる竜崎。
波乱の予感にちょっとドキドキ(笑)
結末はこれまた都合のいい…と思わずにはいられませんでしたが、でもこれはこれでいいよね、と思います。
いろいろ辛いこともあって職も失ったわけですから、やっと落ち着いて幸せに暮らしていける、そんなラストはやっぱりホッとしますから。

スラッシュなのでHシーン多し!(笑)
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