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ふんわりな幸せをどうぞ
花川戸 菖蒲著
フロンティアワークス (2005.9)
通常24時間以内に発送します。
イラスト/角田緑(ダリア文庫)

喫茶店を開く夢を持つ伊万里佳祐は、八年ぶりに高校時代の先輩・宮地直人と再会する。今はデイトレーダーをしているという宮地は伊万里の夢を知り、開店資金の投資を持ちかけてきた。
宮地の気持ちに気づいた伊万里は断ろうとするが強引に説得され、しかも同居まですることに。
伊万里は毎日過剰なスキンシップをされ、その上宮地の巧みな囁きと愛撫に感じてしまって…!?
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宮地直人(みやじなおと・27歳)×伊万里佳祐(いまりけいすけ・26歳)


伊万里は親元を飛び出しボロアパートに住みアルバイトを掛け持ちして喫茶店を開きたいという夢に向かって頑張っています。
そんなとき偶然再会したのは伊万里より1つ年上の先輩宮地。
そんなに接点もなかったのに、学生時代何かと伊万里に声をかけてきていた宮地は実はその頃から伊万里に恋していました。
伊万里の夢を知った宮地は下心満載で投資を申し出ます。
宮地の強引なペースに巻き込まれ、投資を受けさせられたうえ同居することになる伊万里。
抱きしめられたり、頬や額にキスという行き過ぎたスキンシップに初めは戸惑うものの、やがて伊万里も宮地に惹かれていきます。
そして自分が夢に描いていた喫茶店を開くべく、望んでいた場所と建物も見つかり、内装を頼みたいと思っていた有名な先生はナント宮地の友人でトントン拍子に引き受けてもらい、伊万里の夢は一挙に花開きます。
開店後お客さんが少ないなど多少の悩みは出てきますが、それもしっかりと解決。
二人の想いも通じ合って、めでたしめでたし。
とそんなストーリーです。

花川戸さんなのでそうだろうなぁとは思っていましたが、やっぱりもの凄く甘かったです。
宮地が連呼する伊万里の「マリ」という呼び名からしてそうなんだけど、伊万里はなんというか…
少女漫画の主人公そのもののような感じがしました。
素直で可愛くて夢に向かって頑張っててキラキラしてて泣き虫で天然でウブで。
「26歳男」のはずなんですが。
ストーリーも少女漫画っぽい…というか伊万里をそのまま性別変えただけで少女漫画でいけると思う。
宮地の方は、口調のせいでなんだか「お母さん」っぽく思えちゃいました(笑)
下心いっぱいでジワジワと伊万里に迫ってくような感じですけど、なんとなく軟派っぽくて軽い雰囲気なので、いやらしさはなかったですね。
むしろ伊万里を「可愛い可愛い」と目に入れても痛くないくらいベタ甘に思ってるのが伝わってきます。
みんな心が綺麗で嫌な人は誰もいないし、夢は王子様が現われて実現するし、王子様は困ったときは助けてくれて恋まで運んでくれて流れる空気はパステルピンク。
暗い過去のせいで人嫌いだったり、借金のカタに売られちゃったり、無理やりされちゃったり殺傷沙汰になっちゃったり嫉妬したり兄弟だったり子供だったり辛かったり切なかったり苦しかったり、そんなのに疲れたときにいいかもしれません。

この徹底した甘さはいつもじゃいやだけど、時々だったらちょっとホッとする。
花川戸さんは私の中ではそんな感じです。
タイトルはそのまんま読者に向かって言ってるんですね。
本屋さんで「どうぞ」と言われて手に取ると「ピンク色の幸せまみれ」になれるわけです。
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