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リビングウィル
檜原 まり子著 / 桜遼イラスト
講談社
X文庫ホワイトハート(2007.5)


小春日和の休日、秋川に釣りに出かけた柴田浩司と江森五月。魚を釣るはずが、甘々の二人は…(「エモシバのキノコ狩り」)
思わぬ事件に巻き込まれた二人。小早川と方丈にも応援を頼み・・・(「リビングウィル」)
ほか、「Tonight,celebrate our love」、「甘い生活」(コミック)と盛りだくさんの最新刊。
江森五月(えもりさつき・24歳)×柴田浩司(しばたこうじ・27歳)
MR.×外科医

「恋愛処方箋シリーズ」最新刊です。
今回は表題作の他に、SSが二編、コミックは残念ながらエモシバではなく、同じJ医大が舞台の別シリーズのカップルのお話でした。

まず初めの「エモシバのキノコ狩り」は、休日に二人で釣りに出かけたところ、ひょんなことからキノコ狩りをすることになってしまうのですが、キノコの胞子が柴田の目に入り、目が見えなくなってしまい大慌て…というショートです。
キノコ狩りはけっこうですが、別のキノコを狩っております(笑)

次が表題作の「リビングウィル」
江森のテニスの試合を見にいった帰り、二人は襲われた女性を助けます。女性はJ医大の看護婦で、レイプ未遂にショックを受けますが、柴田は襲った相手の男に見覚えがありました。
それは患者として医大に現れていた少年で、柴田は医師の小早川に相談し、警察に被害届けを出す前に、真相を確かめようとします。江森だけでなく、江森が指導している新人MRの渡辺、柴田に横恋慕する俳優の朝比奈、そして新しいキャラも登場して、二丁目大捜索。
また昔の柴田の思い人、相沢の妻・薫には赤ちゃんが生まれます。

「Tonight,celebrate our love」は事件が片付いてホッとする二人ですが、柴田の言ったある一言に江森が「もしかして入れたいのでは?」と勘違いし、無理矢理自分に突っ込んでしまおうとする、バカップルのお話。突っ込んでませんが(笑)
そして、別シリーズの主人公・小早川と木田カップルのコミックとなります。

だいぶ端折ってあらすじを書いてしまいましたが、今回も楽しみにしてる方のためにこのくらいで。
いつも思うんですけど、江森はホントに頭の中、アレのことばっかりですねー(笑)。 そんな時くらいヤるなよと思う時でもヤってます。幸せで結構なことです。
前作で江森にひっついて柴田を敵視していた新人の渡辺、今回ひょんなことから柴田狙いになってしまいます。前回「柴田をいじめるな」「エモちゃんはいじめてよし」というお手紙が多く届いたそうですが、個人的にはそればっかりじゃつまんない。
ただこの二人のパターンは、あちこちで男をとりこにする天然柴田と、ヤキモキするワンコ江森という形に固定されてしまっていますのでね。柴田を虐めると、地下深く、どこまでも沈んでいきそうで可哀相過ぎなのは確か。でも江森ばっかり虐めないでほしいな。その分たくさんいい思いさせてあげて下さい(笑)。
今回も朝比奈や、新規参入の渡辺など邪魔が入ってますけど、二人はラブラブなので愛情危機は全然ありませんので安心でした。

あとがきによると、今年はあと二冊続編が出る予定だそうですよ。楽しみです。
でも、正直、コミックはエモシバにして欲しいな。
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