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無作法な紳士
無作法な紳士
posted with 簡単リンクくん at 2005. 9.21
榎田尤利著
ムービック (2005.7)
通常24時間以内に発送します。
イラスト/金ひかる(ゲンキノベルス)

九重財閥の長男・桜彦は、後継を狙う姉の企みで雪山で遭難しかけたが炭焼職人の克郎に助けられる。
真っ黒な髭面で口も悪い克郎だが、実はかなりの美男子。
桜彦は姉を克郎に惚れさせ、後継争いから脱落させる作戦を思いつく。
粗野な克郎を紳士にすべく各種特訓が始まる中、いつしか克郎に惹かれていく桜彦。
彼はあくまで姉を落とすために用意した男なのに…。
百井克郎(ももいかつろう・28歳)×九重桜彦(ここのえおうひこ・17歳)


「男マイフェアレディ」とか「男プリティーウーマン」番という感じなんですね。
津軽の山奥の炭焼職人・克郎をひょんなきっかけで紳士に作り変える。
田舎出の受けを作り変える話は前に読んだことがありますが、攻めの方を紳士に変えるのもなかなか萌えですね。
出会ったときこそボサボサ頭に無精髭で炭で真っ黒に汚れた熊男だけど、髭を剃ったら実は凄い美男子。
定番ですけど、その意外性にドッキリしてしまう桜彦の気持ちもよくわかる。

全体的には明るめに仕上がってますし面白く読めると思いますが、実は桜彦の姉や兄がしてることってかなり陰湿だしあくどいし笑ってすませられないことなんですよね。
というか、犯罪なんじゃ…?雪山に放置するとかレイプして写真を撮るとかって…。
桜彦の考えてることもどうかと思いますが(笑)、
冷静に考えると背景はかなりイタイと思います。
枕を高くして寝られない、すごく嫌な家庭ですよね(笑)

克郎も津軽に帰り、桜彦も大学をそちらに選んで母を呼び寄せることを考えているというラストはホッとしました。
炭焼きを時々手伝いながら熊男と幸せにくらして欲しい。

それにしても津軽弁ってホントに凄いですね~。
でも津軽弁で無精ひげの克郎も結構いいと思います。

ピリリと辛口のおとぎ話っていう感じかな?
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