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青い瞳のウエスタン
池戸 裕子著 / サクラサクヤ画
心交社
ショコラノベルズ(2007.4)


米国の牧場でのサマースクールに参加した早瀬晶。帰国子女で日本の学校に馴染めず心を閉ざしていた彼がそこで出会ったのは、空のように青い瞳を持つクールでセクシーな本物のカウボーイ、ウィリアムだった。
彼の愛馬の美しさに心を奪われた晶は、助手として作業の手伝いをするようになるが、何かと晶を子供扱いするウィルと衝突してばかり。だが、自然と触れ合い自分の感情を素直に解放するすべを覚えた晶は、ウィルの持つ優しさや頼もしさといった魅力に気づき、心惹かれていく。
しかしそんな中、ウィルの思わぬ正体が明らかになり…。
ウィリアム・S・ピアソン(25歳)×早瀬晶(はやせしょう・17歳)
カウボーイ(しかし実は)×高校生
「青い瞳のウエスタン」雑誌掲載
「恋する瞳のウエスタン」書き下ろしの二編。

10歳からの5年間イギリスで暮らした晶は、帰国して日本の高校に通うが馴染めず、登校拒否となっていました。心配した両親が夏休みを利用して晶を送り出したのが、父の勤務する財団が出資しているアメリカのサマースクール。
広い牧場に様々な動物たちがおり、問題を抱えた子供たちが集まっていて、グループで活動をしたり、アニマルセラピーによって自分を変えてゆく道筋を見出させてやろうという場所です。
しかし、心を閉ざした晶は、その場所に何の期待も抱かずにいました。
そんな時出会ったのが、黒い艶々とした毛をもつ一頭の美しい馬。その姿に魅せられた晶は、不用意に近づいてしまい、蹴られそうになってしまいます。
それを助けたのが、馬の持ち主、ウィルでした。ウィルはスクールの教師ではなく、動物の世話をする、カウボーイ。

スクールのプログラムには全く興味のなかった晶ですが、この黒い馬・サンダー・ブラックの世話をしたいと強く思います。しかしサンダーはウィル以外には慣れず、セラピーには向かないとされている馬で、ウィルには拒否されてしまいます。
しかしどうしても諦めない晶は、助手にする前のテストということで、雑用をさせてもらえるようになり、サンダーに乗りたい一心で一生懸命頑張り、ウィルに反発しながらもやがて彼の本質に惹かれるようになり、ウィルもまた・・・というわけですね。
元々他人に心を閉ざしていたことと、最初にウィルに反発してしまったこともあって、晶はなかなか素直になれず、晶に惹かれているウィルも、そんな晶の態度に好かれているのか嫌われているのかわからなくて、どうしていいかわからない、そんな擦れ違いの末に恋人になるまでが雑誌掲載分。
書き下ろしは、大学進学を機にアメリカに留学する晶が成長していこうとするのに対して、ウィルがちょっと過保護だったりヤキモチを妬いてしまったりするお話。

話自体は正直に言ってどうっていうこともないです(笑)。基本的にはよくあるパターンだし、特別語りたいような深いことがあるわけでもない。
過保護で独占欲いっぱい愛情いっぱいの攻めと、意外にしっかりものの受けの二人は、擦れ違って悩んでもどちらかがちゃんと歩み寄るので、すぐヘソを曲げて意地になったりせず関係を大事にしようとするところは好きでしたね。

お話の楽しさは、『カウボーイ』という職業にあるんだろうと思います。BLでは様々な職業が出てきますが、今回はそれがカウボーイだったと。ちょっと珍しいし、ゲイのカウボーイの映画が話題になったのもまだ記憶に新しいところですから、萌えのポイントはそこかな。ただ、ウィルは本当のカウボーイではないし、カウボーイの世界を描いているわけではないので、あくまで雰囲気だけでしたけれど。『カウボーイ』のどこかに萌えを感じられれば、それなりに楽しめるお話だと思います。カウボーイってちょっとカッコいいですよね(笑)。思いっきりカウボーイの世界だった方がいいんだけど・・・と個人的には思いました。
気軽に読めて楽しい作品だったと思います。
『緋い月』に比べると、ハマり度は全然低かったですけど…(^^ゞ
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