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恋と愛の境界線
遠野 春日 / 遠野 春日著
リーフ出版 (2003.12)
通常2~3日以内に発送します。
イラスト:高久尚子(リーフノベルス)

美貌の刑事・隆伸はきっちりと着込んだスーツの下にある秘密を
隠している―。
優秀な実績を上げながらも、過去に負った心の傷から他人に心が
開けずにいた隆伸。彼はその硬質な雰囲気と相まって冷淡な人間だと
誤解され、周囲から孤立していた。
ところがある殺人事件の捜査で組むことになったハンサムな新米刑事・
輝明は、隆伸にも明るく屈託なく接してくれる。
その優しさに、隆伸の中にも温かな感情が溢れはじめ…。
そんな折、ホテルで同室になった輝明に偶然秘密を見られてしまい―?
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須田輝明(すだてるあき・25歳)×藤堂隆伸(とうどうたかのぶ・27歳)
新人刑事と警部補カップルです。

別々の場所で起こった2件の殺人事件の捜査に絡みながら
人との関わりに臆病になっている隆伸と、
優しい包容力で隆伸を包む輝明の二人が少しずつ心を通わせていきます。

隆伸は両親から愛されずに育ち、今も身体に残る母親からの虐待の痕と同じように
心にも深い傷を負っています。
体の傷に対するコンプレックスや、親に愛されなかった自分が他人に愛されるわけがない
という思い込みで人とのつきあいは疎遠になり、まわりからは「冷淡でやりにくい男」と
見られています。
輝明はそんな隆伸にたいして、一緒に組むようになった当初から自然な態度を崩しません。
あとで明らかになりますが、輝明はもっと以前から隆伸に対して特別な想いを抱いていました。
そして隆伸の方も輝明を一目見たときから、輝明の優しさや明るさを好ましく思い
他の人間とは違うという印象を抱いています。

隆伸は一見クールな美人でぶっきら棒で言葉少なではありますが、
実際はあまり突っ張ったところはなく、
どちらかというと内面は素直で、ただ戸惑い脅えているような感じでした。
輝明は年下ではありますが、優しく穏やかで包みこむような暖かい雰囲気です。
隆伸が心とは裏腹なぶっきら棒な物言いをしても、本当の気持ちをちゃんと汲み取って
理解してくれています。
二人の間に擦れ違いが起きたり誤解で拗れたりするような派手な展開はなく
ゆっくりと穏やかに気持ちが近づいていく…という感じでした。
感情の爆発もなく、恋愛面では本当に静かで穏やかですので淡々とした印象がありますが、
とても優しいお話だったと思います。
そして殺人事件という血なまぐさい出来事が物語を引っ張っていく役割を果たしていますが
そのへんのバランスも良かったです。


「夜には甘く口説かれて」「ロマンスの予感」とリンクしています。
一部登場人物が被っていますが、お話には全く関係ありません。
「ロマンスの予感」で主役だった本庄×安曇の
その後の熱々ぶりがチラッと拝めます。
この二人、好きだったのでかなりうれしいです。

輝明の包容力萌えでした(笑)
ハンサムで穏やかで優しくて察しが良くて、出来すぎにいい男でしたね。
しかも年下なんて美味しすぎる。

内容には関係ありませんが、この二人の名前、
隆伸と輝明が、意外に読みにくいというかどっちがどっちか
わからなくなるというか、ちょっと苦労させられました。
本文中にも何箇所か前後の流れから言って
どう考えても隆伸(輝明)の間違いでは?と思われる箇所がいくつかありましたので、
作者様(編集者様?)も混乱されていたのかしら・・・と思ったりしました(笑)
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