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コックピットで恋をして
御木 宏美
オークラ出版 (2005.6)
通常24時間以内に発送します。
イラスト:楠本弘樹(アクアノベルス)

樫木涼介は正規の国際線パイロットになったばかり。
そんな中、天才パイロットと言われている牧慎一と同じ飛行機に
乗ることになった。
乗客の安全を第一に。そして快適にすごしてもらおうと細やかな
気配りをする牧の操縦姿勢に、涼介は尊敬の眼差しを向け始める。
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牧慎一(まきしんいち・推定30代)×樫木涼介(かしきりょうすけ・25歳))
機長と副操縦士カップルです。


副操縦士の涼介は、自分が訓練生の時代から「天才」として有名で名前を聞いていた
パイロット・牧慎一と初めて同じフライトを飛ぶことになります。
牧は必要以外のことは全く喋らず、人付き合いもほとんどしない愛想のない
寡黙な男でしたが、噂以上の技術と乗客への細かい気配りに
涼介は他の機長にはない素晴らしさを実感して、強い尊敬の念を抱きます。
「天才」と言われながらも、その性格から「つきあいにくい」「一緒にやりにくい」と
陰口を叩かれ遠巻きにされている牧に、涼介は真っ直ぐに尊敬していることを伝え
教えを請いたいと願い、フライト先では観光に誘うなど、慕う気持ちを隠さずに
接していました。
そんなある日、涼介は牧が自分と一緒のフライトをわざわざ申し出て
変えてもらっているということを耳にします。
ショックを受けた涼介が牧に詰め寄ると、牧の口からは意外な言葉が飛び出します。
「つきあうなら、君は女性の方がいいだろう?」
牧の自分への想いに涼介は戸惑い…。



仕事にも恋愛にも人付き合いも明るく前向きでアクティブな涼介と、
仕事は技術もメンタルも完璧だけど人付き合いも恋愛も暗く後ろ向きでネガティブな牧。
二人の恋は最初から終わりまで「攻める受け、受けっぱなしの攻め」という展開で
これがなんだか凄くツボだった。

仕事中の牧は文句なくカッコよくて寡黙なところがかえって素敵なんですが、
恋愛面での牧は…ヘタレ入りのひとでした(笑)
牧が必要以上に無口で人付き合いをしないのには理由があり、
涼介を避けるのもそれに関係しています。
硬質な男が臆病になってる姿っていうのは、なんだか凄くそそられますね。
意外な魅力に思えました。
反対に涼介は行くとなったら迷わず衒わず開けっぴろげに一直線。
男前というイメージとは違うけど、真っ直ぐな性格が伝わってきて
気持ちのいい、いいヤツです。

これを書くにあたって作者様はたいへん勉強されたようで、
航空会社の仕組や機内の様子、交わされる会話も非常にリアルです。
二人のシーンは職場がほとんどですので、全編に渡って専門用語が満載です。
説明も多い。
コックピットの様子が臨場感たっぷりに伝わってきますが、
この専門用語の羅列が、実はちとツラかった(^^ゞ
離陸時の緊張やその瞬間など、まるですぐうしろで見ているような気がする
くらいですから、意味のわからない会話でも(笑)それが舞台を盛り上げていることは
間違いないんですが。
ちょっと飛行機乗るのが怖くなりましたからね(笑)そのくらいリアルでしたよ。

某人気ドラマを見てこれを書こうと思われたそうです。
パイロットっていいですね~。
牧は、ホントにカッコイイです。
ただ牧さんは「天才」ですがトラブルを吸い寄せる人のようで、
しょっちゅう緊急事態に陥るかたらしいです。
「100%生還」と讃えれられてるそうですが、そんな機長さんの飛行機には
いくらカッコよくて天才でも乗りたくないですね(笑)
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