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グリーンカラー
義月 粧子
桜桃書房 (2002.8)
通常2~3日以内に発送します。
イラスト:雪舟薫(エクリプスロマンス)

会社員の市川秀俊は長年片思いをしていた友人・透の結婚式で
上司でエリートの秋山皓己が透の兄であっとことを知る。
繊細で整った容姿をした秋山からつきあわないかと誘われていた
秀俊は、透への想いを黙っている約束で秋山と付き合い始める。
そんなある日、秀俊は透に秋山との付き合いについて尋ねられる。
約束を破り秋山が二人の関係について話したと思った秀俊は
激情のままに秋山に別れを告げるが・・・!?
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市川秀俊(いちかわひでとし・26くらい)×秋山皓己(あきやまひろき・31くらい)

年下攻めです。丁寧語ではないです。
「グリーンカラー」雑誌掲載作に加筆
「かなりどうでもいい、ある日」書き下ろし の二編収録されています。


学生時代からの片思いの相手・透の結婚式で、透の親族席に会社の先輩・
秋山皓己がいるのを見て、秀俊は驚きます。
しかも「俺とつきあってみない?」と皓己に言われ、
ずっとこのまま友人として透の傍にいたいと思っていた秀俊は、自分の透への想いと
この関係のことを絶対に透に話さないのなら、とそれを受け入れます。
しかし思いのほか皓己と一緒にいる時間は楽しく、
相性や居心地のよさを感じはじめた頃、
秀俊は透から「兄さんとつきあってるんだって?」と問われ、
皓己が約束を破って透に話したと思った秀俊は、怒りのまま皓己のマンションを訪れ
非難の罵声を浴びせたうえに別れを告げてしまいます。
そしてその後、秀俊は透の妻の真理子の話からそれが全くの誤解であったことを知り、
自分が皓己を愛していたことに気づくのですが・・・。




秀俊は透(皓己の弟)にずっと片思いをしていて、その心の中に透は特別なものとして
存在しています。
皓己を愛しているのに嘘偽りはないんですが、透が秀俊にとって大切な人であることにも
変わりはなく、秀俊はいつも皓己より透を優先させている。
そして実は皓己の方も、昔愛していて亡くなった恋人のことをずっと想っていて、
秀俊への愛とはまた別に、亡くなった恋人への愛も変わらずに持ち続けているんです。

そのことにたいして、二人とも嫉妬したり腹を立てたりしますが、
最終的には自分の中に大切なひとがいるように相手にもそういうひとがいるんだと
いうことを、半ば認めて受け入れているような感じです。
それってすごくいい関係だと思うんですが、
なんとなく水を射されるようなスッキリしないような感じも残りました。
私はやっぱりBLを読んだら、そのカップルに過去にどんな出来事があっても、
今はお互いだけを見つめている…とそういう夢を見せて欲しいんですが、
この二人の場合はお互いを愛しながら、過去の男にも執着しているので
そのへんが感覚的にスッキリ納得とはいかず…。

でも同時に包容力とか愛し合っててもベタベタしない大人の関係みたいなものも
感じさせて、とても気になるんですよね~、この二人(笑)
好きなのか嫌いなのか・・・。とっても微妙で判断できないです、このお話。

どちらも自分の足で立っていて決して相手に阿ることがない高いプライドを持ち、
硬質で、容赦なく相手を跳ね返しますが、
折れるときには本当に柔らかく深い包容力を見せ付けるように
どこまでも柔らかくなって相手を受け入れる。
感情の爆発するときには、相手を傷つけることも厭わない罵声や殴り合いを演じる。
そして謝るときも許す時もグダグダ言い訳しない。
この人たちは、なんというか・・・すごく男っぽい(?)というか・・・
二人の会話やぶつかり合いにはとても惹かれるものがあるんですが
反面すごく無神経だったり冷めていたり、自分勝手だったり
いい加減に見えてしまうとも言えるので、諸刃の刃のように思えます。

どうも気になる作家さんなんです。
ストーリーには(個人的に)ハズレも大いにある!と感じてるんですが(笑)、
惹かれるところが何かあるんだろうな~と、思います。
お名前で買ってしまうかたのお一人です。
そういえば最近新刊…出てませんよね?

で、この話は面白かったのかそうでなかったのか・・・すみません、
自分でもよくわかりません。
決めかねております(^^ゞ
読んだ時のこちらの心理状態によって感想が変わるような気がします。


雪舟先生のこの表紙は、飾っておきたいくらい好きです。
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