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魔窟のプリンス
バーバラ片桐 / バーバラ片桐小説
幻冬舎コミックス (2003.5)
通常1~3週間以内に発送します。
イラスト:高座朗(リンクスロマンス)

整った容姿に気さくな性格、その上仕事もできる上司の辻井は
藤浪(ふじなみ)の憧れの人。
ある日、飲み会で潰れた辻井を自宅まで送っていくと、そこは―
ゴミや服、ありとあらゆるものが床さえ見えないほど堆積した「魔窟」だった…。
いつのまにか、その部屋を掃除することになる藤浪。
その後、身に覚えのない理由でアパートを追い出された藤浪は、
辻井から同居を持ちかけられるが…!?
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辻井達也(30前)×藤浪正秋(新入社員・?歳)
上司と部下です。

「魔窟のプリンス」雑誌掲載
「魔窟の誘惑」書き下ろし の二編収録されています。



憧れの上司は「片づけられない男」でした。
お話はそれに尽きます(笑)
そしてそれが大変可笑しくってめちゃくちゃ可愛いです。

仕事はバリバリにでき、見た目もおしゃれでハンサムで、
女子社員からは「プリンス」とあだ名され人気の辻井。
藤浪は辻井に密かに恋心ともいえる憧れをもっていました。
ところが酔った辻井を送り届け、誘われるままに部屋に上がった藤浪は
半分しか開かない玄関のドアから中を見て、呆然とします。
堆く積まれたゴミは天井まで届き、脱ぎ捨てられた服、雑誌、新聞紙、空き缶、
ペットボトル…生ゴミ以外のありとあらゆるものが散乱して
部屋の中は足の踏み場のない惨状と化していました。



実際こんな男が傍にいたらイライラするばかりだと思うんですが(笑)。
辻井は生活能力に関しては全くダメダメなものの、性格がなんとも憎めない
可愛げのある男です。
あまりのだらしなさに「こんな男勘弁してよ」と冷静な頭では思いますが、
ホントに悪気がないというかなんというか…藤浪がほだされてしまうのも無理がない感じ。
この本の面白さや魅力は、ほとんどがこの「辻井」によって成り立ってると思います。
整理整頓が何よりも好き!という方は、この惨状に耐えられないか、
藤浪に感情移入してドップリ嵌まれるかどちらかでしょう(笑)

同居して部屋を掃除し洗濯をして料理を作り、「しょうがないひとだな」と思いつつ
藤浪は辻井のそばにいることに喜びを感じていますが、やがて辻井と自分の関係に
疑問をもちはじめます。
自分はただの家政婦なのか、それとも恋人なのか。
藤浪の切ない気持ちにはしんみりさせられます。
だけどこんな男、ほおっておけないよなぁ。
家を飛び出した藤浪を追いかける辻井の格好には苦笑。
藤浪くんには可哀相だけど、「つかまっちゃったな」という感じ(笑)


書き下ろしでも、切実だけど笑える辻井が楽しめます。
私もあんまり掃除は好きじゃないので辻井の気持ちがすご~く良くわかります…(^^ゞ
さすがにここまでにはしませんが…。
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