イラスト:小路龍流(リーフノベルス)
美貌と実力で人気の塾講師・凪(なぎ)は都会から田舎の教室へ
異動することになった。そこで待ち受けていたのは、年下のワイルドな
教室長・湊(みなと)からの強引なアプローチ。湊にはつきあっている
女性がいるのにと、潔癖な凪は反発する。
だが優秀な生徒や凪を引き抜こうとする悪徳塾の手から凪たちを
守ろうとする湊にいつしか凪の心は…。
ところが以前の職場の先輩に素直に甘える凪を見た湊は大暴走。
嫉妬にかられ荒々しく凪の身体を開く。
誤解と擦れ違いを繰り返す二人の恋の行方は―!?
--------------------------
湊郁磨(みなといくま・23歳)×志水凪(しみずなぎ・27歳)
「野蛮なくせに優しいキス」
「鍵のゆくえ」 の二編収録されています。
都会(といっても多分地方都市)の塾でのストレスにより胃潰瘍を患った凪は、
山の中腹にある県内唯一の村の「湊教室」へと療養もかねて派遣されます。
そこは今まで凪が過ごしてきた教室の殺伐とした雰囲気とは違って、
のんびりしたいかにも「田舎」の教室でした。
教室長として現われたのは、自分より年下の湊郁磨。
初対面の時から凪は湊の野性味あふれる容姿や、あけっぴろげで子供のような
態度に調子を狂わされます。
湊のストレートなアプローチに戸惑う凪ですが、一緒に過ごすうちに
湊に少しずつ惹かれていきます。
ところが同僚の女性教師と湊が婚約しているのではないかと凪が誤解し、
湊は湊で、凪の元同僚で先輩である朝倉(男)と凪がつきあっているのではと
誤解してしまうため、お互いの想いは擦れ違ってしまいます。
なんともじれったい展開です。
こういう田舎のほのぼのとした雰囲気や、
そこで育った都会人にはない野性味を持った攻めに翻弄される都会育ちの受け…
というのは、私のツボみたいです。
しかもこれは好物の年下攻め(丁寧語ではないです)。
お互いの誤解はわかりすぎるほどミエミエなんですが、
可愛い塾の子供達や、悪徳塾の陰険なオヤジ、凪の先輩の朝倉など
面白いひとたちがいっぱいで、わかっていても飽きない展開でした。
ただ湊は凪にひと目ぼれのようでしたが、凪がいつから湊に惹かれていたのかは
ちょっとわかりづらかった感じ。
知らず知らずのうちに…というやつでしょうか。
胃潰瘍だったという設定で、時々胃が痛む場面が出てきます。
田舎の習慣で、外出の際にも鍵をかけないという会話が始めのほうに出てきます。
そんな何気ない設定や会話が物語の中で凪の気持ちを象徴するように使われています。
婚約者がいるのに…と湊の真意に戸惑う凪と、嫉妬をむき出しにして
凪を抱きしめる湊。
読む側には全部誤解だとわかっていても、最後に一度だけ…と
望んで抱かれる凪の心は切なくて良かったです。
誤解だとわかってるから、真相のわかるラストへ向けては、
行き違う会話も微笑ましいばかり。
思ったよりツボにハマリ、好きなお話でした。
安心して読めて、読後感も幸せ。
都会のスーツもいいけれど、田舎の白いTシャツも素敵だ。
凪の先輩・朝倉がいい味出してます。
湊郁磨(みなといくま・23歳)×志水凪(しみずなぎ・27歳)
「野蛮なくせに優しいキス」
「鍵のゆくえ」 の二編収録されています。
都会(といっても多分地方都市)の塾でのストレスにより胃潰瘍を患った凪は、
山の中腹にある県内唯一の村の「湊教室」へと療養もかねて派遣されます。
そこは今まで凪が過ごしてきた教室の殺伐とした雰囲気とは違って、
のんびりしたいかにも「田舎」の教室でした。
教室長として現われたのは、自分より年下の湊郁磨。
初対面の時から凪は湊の野性味あふれる容姿や、あけっぴろげで子供のような
態度に調子を狂わされます。
湊のストレートなアプローチに戸惑う凪ですが、一緒に過ごすうちに
湊に少しずつ惹かれていきます。
ところが同僚の女性教師と湊が婚約しているのではないかと凪が誤解し、
湊は湊で、凪の元同僚で先輩である朝倉(男)と凪がつきあっているのではと
誤解してしまうため、お互いの想いは擦れ違ってしまいます。
なんともじれったい展開です。
こういう田舎のほのぼのとした雰囲気や、
そこで育った都会人にはない野性味を持った攻めに翻弄される都会育ちの受け…
というのは、私のツボみたいです。
しかもこれは好物の年下攻め(丁寧語ではないです)。
お互いの誤解はわかりすぎるほどミエミエなんですが、
可愛い塾の子供達や、悪徳塾の陰険なオヤジ、凪の先輩の朝倉など
面白いひとたちがいっぱいで、わかっていても飽きない展開でした。
ただ湊は凪にひと目ぼれのようでしたが、凪がいつから湊に惹かれていたのかは
ちょっとわかりづらかった感じ。
知らず知らずのうちに…というやつでしょうか。
胃潰瘍だったという設定で、時々胃が痛む場面が出てきます。
田舎の習慣で、外出の際にも鍵をかけないという会話が始めのほうに出てきます。
そんな何気ない設定や会話が物語の中で凪の気持ちを象徴するように使われています。
婚約者がいるのに…と湊の真意に戸惑う凪と、嫉妬をむき出しにして
凪を抱きしめる湊。
読む側には全部誤解だとわかっていても、最後に一度だけ…と
望んで抱かれる凪の心は切なくて良かったです。
誤解だとわかってるから、真相のわかるラストへ向けては、
行き違う会話も微笑ましいばかり。
思ったよりツボにハマリ、好きなお話でした。
安心して読めて、読後感も幸せ。
都会のスーツもいいけれど、田舎の白いTシャツも素敵だ。
凪の先輩・朝倉がいい味出してます。
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