ブロードキャストを突っ走れ!
posted with 簡単リンクくん at 2005. 6.19
神奈木 智 / 神奈木 智著
二見書房 (2005.6)
通常24時間以内に発送します。
二見書房 (2005.6)
通常24時間以内に発送します。
早川拓(たく)は民放局の新人アナウンサー。
持ち前の明るさで看板情報番組のレギュラーに抜擢されたものの
先輩アナウンサーの北岡観月(みづき)には叱られてばかりの毎日。
北岡の冷艶な美貌と堅物ぶりは局内でも有名だったが、きつく
当たられるのにはそれ以外の何かが?
ある日拓は番組のコーナーで若手狂言師・久納卯月をゲストに迎えることに。
なせか非協力的な卯月を相手になんとかその場を凌いだ拓を初めて
褒めてくれた北岡だが、その態度は不自然なほどにきこちない。
意思疎通が出来ないことに焦れ、思わず北岡を抱きしめてしまった拓に、
彼は予想だにしない言葉を告げてきて・・・。
----------------------
早川拓×北岡観月
はっきり年齢はわかりませんが、新入社員と三年先輩ということなので
そのくらい。年下攻め。
「ブロードキャストを突っ走れ」雑誌掲載
「ブロードキャストを突っ走れ2」雑誌掲載
「能楽堂より愛を込めて」書き下ろし の三編収録されています。
テレビ局に入社後わずか三ヶ月で朝の情報番組のレギュラーに抜擢され、
ハンサムで明るく爽やかな風貌からお茶の間の主婦の人気を集める拓。
新人ならではの初々しさと頑張りで大失敗もなく務めているものの、
拓の教育係だった北岡観月からは三日に一度は大叱責を受けています。
口うるさい観月に不満を抱く拓ですが、若手狂言師・久納卯月の
インタビューに際して、あまり知られていない久納家や狂言の情報を事細かに
記した資料を作ってくれるなど、無愛想な外面から時折見え隠れする観月の
気づかいに、拓の観月への見方が少しずつ変わっていきます。
久納卯月の不可解な敵意に惑わされたもののインタビューは無事に終了。
ところがその直後から観月の態度がおかしくなり、資料のお礼に訪ねた仮眠室での
観月の態度にキレた拓は、言い争いの末、観月を思わず抱きしめてしまいます。
しかし、観月の口から出たのは「おまえと出会うまえから(おまえが)嫌いだった」という
意味不明の言葉。
観月に惹かれていることを自覚していく拓ですが、観月の真意がわからず悶々…。
何もかも訳がわからない拓の翻弄される難儀な日々のお話?です(笑)
拓が夏を嫌いになった10年前のある出来事、観月の言葉の意味、
久納家と観月の関係などの謎がTV局での仕事に上手く絡んで、
ちょっと面白い展開です。
登場人物が多く、それぞれが皆勢いのあるキャラですし、舞台がTV局で
拓の番組が生放送ということもあり、仕事の慌しさなども伝わってきて
話を引っ張る力になっているように思います。
職業BLの面白さと恋愛部分の両方を楽しめる。
10年前に起きたある出来事が観月の態度に関わりがあり、拓がそれをすっかり
忘れていることで、意志の齟齬が起きています。
本当にすっかり忘れるほど観月が変わっちゃってるのかなぁーと疑問も
ありますけど…。
拓を怒鳴って憂さを晴らす元気があるなら、その勢いで過去のことについて
詰め寄ってみたらどうだ?大人なんだから…と思いますが、
そしたらお話が終わっちゃいますね(笑)
取り付く島のないような態度の観月が、拓のピンチには手を差し伸べ、
観月の態度に惑いながらも拓は若さでグイグイ押していく。
お互いを理解して誤解を解いていく様子が上手く仕事場面に絡んでたと
思います。
いろんなお邪魔虫が出てきて拓と観月の間を邪魔しますが、
卯月はちょっとしつこくてウザイかな…(笑)
あまり好きになれませんでした。
こんな小姑がいたら、拓、大変そう。
アイドルタレント・霧緒夏彦も…位置的にはただの疫病神?
この人もよくわかんないです。
書き下ろしの「能楽堂より愛を込めて」は、久納家の長男、次男の
葉月、卯月のお話です。
二人とも魅力的で、とくに長兄の葉月はなかなか奥が深そうで気になる
存在です。
卯月の真っ直ぐさ、一生懸命さもわかります。…が。
最後までしちゃったわけではないですし、成就するかどうかもわからない
卯月の恋ですが、実の兄弟だという点でどう好意的に見ようとしても
申し訳ないけれど私には受け入れられません…^_^;
葉月は水無瀬、卯月は三谷でいいじゃないですか(笑) …ダメ?
幼い観月が出てきたところは可愛くて和みました。
早川拓×北岡観月
はっきり年齢はわかりませんが、新入社員と三年先輩ということなので
そのくらい。年下攻め。
「ブロードキャストを突っ走れ」雑誌掲載
「ブロードキャストを突っ走れ2」雑誌掲載
「能楽堂より愛を込めて」書き下ろし の三編収録されています。
テレビ局に入社後わずか三ヶ月で朝の情報番組のレギュラーに抜擢され、
ハンサムで明るく爽やかな風貌からお茶の間の主婦の人気を集める拓。
新人ならではの初々しさと頑張りで大失敗もなく務めているものの、
拓の教育係だった北岡観月からは三日に一度は大叱責を受けています。
口うるさい観月に不満を抱く拓ですが、若手狂言師・久納卯月の
インタビューに際して、あまり知られていない久納家や狂言の情報を事細かに
記した資料を作ってくれるなど、無愛想な外面から時折見え隠れする観月の
気づかいに、拓の観月への見方が少しずつ変わっていきます。
久納卯月の不可解な敵意に惑わされたもののインタビューは無事に終了。
ところがその直後から観月の態度がおかしくなり、資料のお礼に訪ねた仮眠室での
観月の態度にキレた拓は、言い争いの末、観月を思わず抱きしめてしまいます。
しかし、観月の口から出たのは「おまえと出会うまえから(おまえが)嫌いだった」という
意味不明の言葉。
観月に惹かれていることを自覚していく拓ですが、観月の真意がわからず悶々…。
何もかも訳がわからない拓の翻弄される難儀な日々のお話?です(笑)
拓が夏を嫌いになった10年前のある出来事、観月の言葉の意味、
久納家と観月の関係などの謎がTV局での仕事に上手く絡んで、
ちょっと面白い展開です。
登場人物が多く、それぞれが皆勢いのあるキャラですし、舞台がTV局で
拓の番組が生放送ということもあり、仕事の慌しさなども伝わってきて
話を引っ張る力になっているように思います。
職業BLの面白さと恋愛部分の両方を楽しめる。
10年前に起きたある出来事が観月の態度に関わりがあり、拓がそれをすっかり
忘れていることで、意志の齟齬が起きています。
本当にすっかり忘れるほど観月が変わっちゃってるのかなぁーと疑問も
ありますけど…。
拓を怒鳴って憂さを晴らす元気があるなら、その勢いで過去のことについて
詰め寄ってみたらどうだ?大人なんだから…と思いますが、
そしたらお話が終わっちゃいますね(笑)
取り付く島のないような態度の観月が、拓のピンチには手を差し伸べ、
観月の態度に惑いながらも拓は若さでグイグイ押していく。
お互いを理解して誤解を解いていく様子が上手く仕事場面に絡んでたと
思います。
いろんなお邪魔虫が出てきて拓と観月の間を邪魔しますが、
卯月はちょっとしつこくてウザイかな…(笑)
あまり好きになれませんでした。
こんな小姑がいたら、拓、大変そう。
アイドルタレント・霧緒夏彦も…位置的にはただの疫病神?
この人もよくわかんないです。
書き下ろしの「能楽堂より愛を込めて」は、久納家の長男、次男の
葉月、卯月のお話です。
二人とも魅力的で、とくに長兄の葉月はなかなか奥が深そうで気になる
存在です。
卯月の真っ直ぐさ、一生懸命さもわかります。…が。
最後までしちゃったわけではないですし、成就するかどうかもわからない
卯月の恋ですが、実の兄弟だという点でどう好意的に見ようとしても
申し訳ないけれど私には受け入れられません…^_^;
葉月は水無瀬、卯月は三谷でいいじゃないですか(笑) …ダメ?
幼い観月が出てきたところは可愛くて和みました。
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