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狡い男に愛されて
ふゆの 仁子 / ふゆの 仁子小説
角川書店 (2005.6)
通常24時間以内に発送します。
イラスト:陸裕千景子(ルビー文庫)

留学から帰国し、大手法律事務所へと戻った弁護士の
神津俊介(こうづしゅんすけ)。そこは以前の上司が残した
ある事件の波紋から、神津にとって針のムシロだった。
味方は事務所の若手ホープである国弘雄生(くにひろゆうせい)だけ。
天邪鬼な性格のため素直になれないが、神津は自分を慕う国弘を
心の支えとしていた。しかし、過去に上司と身体の関係があった
ことを知った途端、国弘は態度を豹変させてきて…!?
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国弘雄生(27歳)×神津俊介(31歳) 弁護士カップル。
明るく真っ直ぐな性格の大型ワンコと素直になれない天邪鬼猫の
年下攻めです。


神津は米での弁護士免許取得と勉強のため2年間留学していたアメリカから
元の職場である弁護士事務所に戻ってきます。
ところが事務所では神津は誰からも冷たい目で見られ、
弁護士としての地位も信頼も以前のようではなくなっています。
それは、留学以前上司だった弁護士に関する疑惑が起こったことで、
一番の部下だった神津も関わっていたのでは…と周囲から見られていたからです。
やり手だった上司は自分が戻る前にとっくに退職し、自分で事務所を
起こしていますが、神津が自分の立場を知りながら元の場所へ戻ったのには
訳がありました。
それが後輩の国弘で、疑惑の中で誰もが見る目と態度を変える中、
唯一自分を慕い懐いてくれたのが国弘であり、留学中も連絡を欠かさずに
いてくれた国弘に神津は次第に惹かれ、国弘のために、国弘の信頼に
答えたいと、針のムシロである状態を重々承知の上、戻ってきたのでした。

最近世間を騒がせた「敵対的買収」なども出てきて、
おかげさまでなんだか妙に理解が進みます。
といってもそれほど突っ込んで書かれているわけではないのですが、
「ホワイトナイト」と聞いて何だそりゃ?と思わずに済むのは、
あの出来事のおかげです。

過去に上司が起こし神津も巻き込まれた事件は、神津は本当のことは
何も知らされず、利用された手ごまの一つでしかなかったんですが、
元の上司が神津の帰国後再び連絡を寄こし「自分の事務所に来い」と誘ったことが、
国弘と神津の間に波紋を起こします。
事務所に戻ってからも何かと気づかってくれていたのに、それをキッカケに国弘が豹変。
大型ワンコから凶暴狼に変身してしまいます。
待ってました!(笑)

国弘に対する恋心を隠し、事件に関する情報もひとりで抱え込んだ神津は
国弘に手荒に扱われて悲しみを覚えても、どこかで幸せさえ感じています。
ホントにもう、どうしようもない意地っ張りですね。
国弘が神津に気があるのはみえみえなのにね。

目新しいお話ではないですがストーリーは定番であり、安心して読める展開でした。
それ以外に特筆することがないところがナンですが、
ワンコであるだけで飛びつく習性の私には、十分楽しめました。
「狡い男」というほど国弘がズルイとは思いませんが、
ワンコもちょっとくらい計算する…と言うことでしょうか。

忠実な可愛い大型ワンコであることには変わりなく。そこがいいんですけどね。
結局上司の疑惑については、間違いはないものの証拠なし…ということで
牽制するのみで終わっています。
かなり嫌なやつなので気分的には物足りないですが、まあ…しょうがないですか。


「~に愛されて」はカップルを変えて三作出ているようですが、
「悪い男に愛されて」の佐伯が、上司としてちょろっと出ています。
残念ながら先の二作は未読ですが、これだけで楽しめます。
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