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誓いは小さく囁くように
榎田 尤利 / 榎田 尤利〔著〕
大洋図書 (2005.5)
通常24時間以内に発送します。
イラスト:佐々成美(SHYノベルス)

結婚も永遠の愛も信じていない、ウェディングプロデュース会社社長の
若宮瑛児(えいじ)は、ある夜、ひとりの酔っ払いを拾った。
顔は可愛いが態度は実に可愛くない、現在スランプ中の
天才マリエデザイナー・智夏(ともか)だ。スーツを汚した代償に
若宮の会社に住み込みバイトをすることになった智夏だが、
結婚を神聖なものと考える智夏と若宮はまったく反りが合わない・・・
はずだったのだが…?!
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若宮瑛児(34歳)×南智夏(24歳)


ある夜、正体もなく酔いつぶれ道端に転がり、若者二人に財布を
抜き取られようとしていた汚い青年を嫌々助けた若宮。
しかし青年は若宮の仕立てたばかりの高級スーツにリバースしたあげく、
その足元で眠ってしまいます。
憤怒にかられた若宮は正体のない青年を自分の会社の事務所に運び、
翌朝目覚めたところで、「スーツの弁償をしろ」と青年に詰め寄ります。
スーツの値段は62万8千円。
家を出て仕事もなく財布に312円しかない青年・南智夏にそんな大金が
返せるはずもなく、渋々ながら智夏は若宮の会社で働くことに。

智夏は、「伝説のデザイナー」と呼ばれたほどの、
業界では知られたマリエ(ウェディングドレス)デザイナーでしたが
ある事件が起こりドレスを作ることを一切やめてしまいました。
マリエへの情熱は捨てきれないものの、どうしてもその世界には戻れない。
そう思いつめる智夏が、過去を乗り越えて、再びドレスを作ることを決意する。
そして永遠の愛など信じない若宮が、智夏に惹かれていくことによって
愛を信じるようになる。
そんなお話です。

若宮は、ドレスを作る以外の能力はまるでない智夏を
初めは子犬を蹴飛ばすかのようなぞんざいな態度で扱います。
が、イライラしていたはずなのに、いつのまにかいそいそと料理を
作っているのがすごく可笑しい。
若宮は登場時からかなり傲慢で、言ってることも意地が悪いんですが
嫌な感じは全然しません。
それは秘書の諸岡(もろおか)との会話や、先の智夏の世話をする様子に、
可愛げや優しさが滲んでいるからでもあるんですが、
智夏と一緒にいるうちに、表に出なかった若宮の優しさが
少しずつ出てくる感じがします。
それは若宮の心が智夏に惹かれていくのと比例していて、
すごく自然でした。
だから「愛なんか」と思っていた若宮の心がラストでは正反対に
変わったのも、唐突な感じはしませんでした。

智夏はなんというか・・・凄く子供っぽい。
24歳で、デザイナーとはちょっと思えません。
(多分学のなさからくる)言葉遣いのせいもあって中高生のようなんですが、
それに絵が拍車をかけています。
天賦の才能をもつ青年・・・というイメージはどうしても持てなくて、
そのへんがちょっと残念に感じました。
若宮とのツーショットは・・・どうみても若い父と息子です。

優しいお話ですが、智夏に起こった事件はとても痛ましいものです。
それに関連した不可思議な出来事がラスト近くで起こりますが、
こういうのもありだとは思うけど、個人的に今回はこれはいらなかった・・・
と思いました。
こういう摩訶不思議が嫌いというわけではなく、
もうすでに智夏は自分の力でちゃんと乗り越えてたと思いますし。
智夏へのメッセージという意味はわかるんですがー。
この世の人もそうでない人も皆が笑顔になったんなら
婚約者の狩野くんにも幸せをあげて下さい。
優しそうな、泣いていた彼がとても気になります。

作者さまがあとがきで痒いといってる最後のシーン、
私は好きです(笑)
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