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朝を待つあいだに
坂井 朱生
幻冬舎コミックス (2005.5)
通常2~3日以内に発送します。
イラスト:赤坂RAM(ルチル文庫)

高2の河合実友(みとも)は父親が単身赴任でいないため一人暮らしだ。家の鍵を落とした実友は、隣人・桐沢の帰りを待っていた。防犯会社の副社長だという桐沢は、実友を自宅に招きいれ、同僚の天城(あまぎ)を呼び出し、鍵を交換してくれる。
以来、実友を心配し気に掛けてくれる桐沢に惹かれていく実友。
一回り以上も年上の桐沢へのこの気持ちは…?!
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桐沢旭(きりさわあさひ)×河合実友(かわいみとも・17歳)
一回り以上年の差年上攻め。
実友は桐沢の半分くらいということなので桐沢は34~35歳くらい。


母親の記憶はなく、父からも関心を持たれずに育ってきた実友は、
父の転勤の際にひとりで残ることを決め、それ以来マンションの9階に
ひとり暮らしをしています。
ある日、夜遅く家に帰り着いてみると部屋の鍵を失くしてしまったことに
実友は気づきます。。
近くに頼れる知り合いが誰もいない実友は、隣人の家のベランダを
通らせてもらおうと考え、隣人とはいえ顔も知らない桐沢の部屋のドアの前で
座りこんでその帰りを待つことにします。
そして何時間か経ったあとやっと桐沢が帰ってきて、二人は出会います。


父との関係を上手く築けなかった実友は大人の男の人に弱い、
ちょっとファーザーコンプレックス気味。
父に省みられなかったせいか自分に自信がなく「父にさえ疎まれた自分なんか誰にも好きになってもらえるはずがない」といつも思っています。
本当は迷惑なんじゃないか、疎まれたくない、好きになってもらえなくてもいいからせめて嫌われたくないと、そんな風にばかり考えています。
桐沢の優しさが嬉しくてたまらないのに、素直に信じ甘えることができない実友は
いじらしいというか痛ましいというか…。
気持ちはわかるんですが、あまりにも後ろ向き思考が延々と続くので
正直「まだこんなこと言ってる」とちょっとめげてきましたね。

寂しいのに寂しいと言わず我慢している実友に、桐沢は庇護欲を描き立てられて、ほおっておけない=知らず知らずにフォーリンラブなのですが、遊び人で極悪非道と称される…という男が「こんな気持ちは初めてだ」と言って一回り以上年下の男を大事に大事に可愛がってる様も、
まわりの大人達が実友を囲んでワイワイやってる様も「いい大人が子供相手になにしてんねん」とそんなことばっかりが頭に…。

個性的な脇役が出てきたり、とばっちりで事件に巻き込まれたりと展開に変化があっていいと思うんですが私の「萌え」はなかったですねー。
同僚の天城の過去も気になってたんですが、思わせぶりで終わっちゃいました。

父との関係も多少の誤解はあったようですが、全面和解でめでたしめでたし、という終わりではないんですね。。
今後は桐沢が、この臆病でいじらしい実友をその寂しさもなにもかも
ひっくるめて受け止めて大切にしてくれるでしょうし、実友はもう一人ではなく、桐沢によって精神的には自立してしまったようなものだから、
きっと実友が大人になった頃に少しずつ好転していくんじゃないかな、という含みを感じた終わり方でした。

イラストの桐原がかっちょいーぃ。
実友が超かわいーぃ。
でもなんだか二人の絡みのイラストはすっげー違和感…。
どうしても子供に悪さをしてるとしか思えない(笑)





※ルチル文庫でたてつづけに普段は読まない大人×子供を読んでみましたが、年齢差が離れていても好きになる気持ちが本当に理解できたのは
崎谷作品だけでした。
あちらは一回り差でしたが、受けの成長を見守ってきてそして…という
背景がちゃんとしてたから、こういう年齢差もいいなと思えたんですけど・・・。

大人×子供は食傷気味なのでこれで当分やめときますー。
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