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駆け引きのレシピ
和泉 桂
幻冬舎コミックス (2005.5)
通常2~3日以内に発送します。
イラスト:樹 要(ルチル文庫)

高橋若菜はフリーターの19歳。客である美貌のサラリーマン、
藍原雅人との出会いは最悪だったが、次第に心を許していく。
ある日藍原は若菜に「偽装恋人」にならないかと持ちかける。
守備範囲外の若菜になら食指が動かず本当に恋してしまうことがない、という藍原に、戸惑いながらも偽装恋人を引き受けた若菜は、デートを繰り返すうちに…!?
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藍原雅人(29歳・デパート勤務)×高橋若菜(19歳・フリーター)

「美人攻め」というのに出会ったのは2回目くらいです。
前は怪しげな中国の人でしたが、今度の美人さんは「デパート勤務」
身近だなぁ。


冒頭の、若菜4歳の時のエピソードが好きです。
これがのちの若菜に影響を与え、雅人にも繋がっているんですが、
年の差ならではの可愛いエピソードだと思います。

雅人と若菜が知り合って偽装恋人になるあたりまではちょっと唐突というか展開が無理やりに思えてしまいました。
結婚を断る口実に「男の恋人」を証拠として親の前に出す…といきなり考えてしまうのはなんだか。

でもそのあとお互いに惹かれていく様子はいい感じになってきました。
好みじゃないとか、気が楽だからとキス1回千円とか、そんな契約で距離をとっているはずが、だんだんそれが枷になってしまう。
藍原の方が大人なだけに余計な理屈を考えて自分の首を絞めることに
なってますね(笑)それがいいんですけど。

藍原は美人さんということですがイメージはイラストに助けられているような気がしました。
読んでるだけならわりと普通だよなぁ…と思います。
美人というと、ツンとして猫みたいという思い込みがある私がいけない
のかもしれませんが。
若菜は素直で一生懸命で真面目。
夢を抱いて、迷いながら、でも最後に進んでいくべき路の一端を見つけた…という終わりは若者っぽく爽やかでよかったです。

つい最近出た他出版社の和泉さんの文庫と、全然雰囲気が違いますね。
いろんなお話を書ける人なんだなぁ。

ところでルチル文庫ですが創刊された5冊中4冊が大人×子供じゃないすか。そういう趣旨だったのかな?
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