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ハチミツ浸透圧崎谷はるひ/ねこ田米蔵(ルビー文庫)


やわらかく可愛らしい容姿を持つイマドキな高校生・宇佐見葉
(うさみよう)。彼は中学の時、成績優秀で剣道の有力選手だった
矢野智彦(やのともひこ)と冗談のふりをして交わしたキスが
今でも忘れられずにいた。
だが同じ高校に進学したものの、ほとんど接点がなくなって
しまった矢野は、気がつけば見た目の中身も極上で、うかつに
近寄ることもできない。
その挙句、学校一の美少女・秋月百合が矢野に告白したことを
知り、宇佐見は動揺して自宅に逃げ帰ってしまった。
しかしその後、矢野が突然宇佐見の家を訪れて…?!
(2005.5)
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矢野智彦×宇佐見葉、17歳の高校2年生カップル。

「ハチミツ浸透圧」
「比熱メイプルシロップ」の2編収録されています。


可愛らしく華やかで男女共に人気がありいつも人に囲まれている葉と、
真面目でスポーツマンで優等生だけれど、無口で友人も少なく
ひとりでいることが多い智彦。
中学時代、まったく正反対ながらも親友として過ごしてきた二人は、
ちょっとした悪戯心から、ほんの触れるだけのキスをしてしまいます。
その場は冗談にして、それ以降も何も変わらないつきあいを
してきたものの、葉は心の片隅でずっとそのことを忘れられないでいました。
けれど高校に入学してからは、成績別で「特進」と呼ばれる超秀才クラスに
いる智彦と、普通クラスの葉とでは同じ学校内でも接点はなく、
部活動でも剣道に打ち込み忙しい時間を過ごしている智彦とは、
まったくの疎遠になってしまいます。

「ハチミツ浸透圧」は、そんな葉と智彦がお互いの想いを確認するまでの、
葉視点の片思いのお話です。
葉がグルグル悩んで落ち込んだり、智彦のちょっとした視線に
舞い上がったりする様は、こういう中高生のお話らしく、とっても可愛らしいです。
いや、本人は切ないんだけど、読んでるこっちはいいかげん歳も言ってるので、
切ないというよりこういうのってなんだか初々しくて可愛いなぁと思えてしまいます。

「比熱メイプルシロップ」は、めでたく恋人になったものの、
忙しすぎる智彦にまったくかまってもらえず、これまた煮詰まってしまう
葉のお話。
こちらも可愛いんですが、こっちのほうがより切実かな。


高校生同士のお話で、リーマン好きな私は普段ならまず手に取らない範囲ですが
ネットであらすじも知らずになんとなく買ったため、手元にやってきたこの本。
久しぶりに読んだ中高生ものは、思春期っぽい恋の心理がきちんと書き込まれていて、
萌えとか切ないとか言うよりも、ただただ初々しく可愛かったです。
同じものをリーマンでやったらキモイものね。
こういうのはやっぱり中高生じゃないと。

智彦の鈍感朴念仁ぶりが、なんとも可笑しいです。
それがまたすごく魅力的でもあるんだけど。

初々しいとか可愛いとか言ってますが、Hシーンはその限りではありません。
朴念仁智彦は初めての一生懸命さと加減のわからなさに、学習能力の
高さと剣道で鍛えた体力を加えてしつこく頑張ってますし、
葉は、智彦への片思い時代に数十人と経験してますので、
初々しいどころじゃありません。
崎谷さんだしぃ~。

でも気持ちはあくまで初々しく可愛らしい二人のお話です。
表紙が良く見ると凄いことになってるような気がします(笑)
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