fc2ブログ
BL読書感想日記※※※ 詳しくはカテゴリーの「このブログについて」をご覧下さい。

2024/031234567891011121314151617181920212223242526272829302024/05

夜に咲き誇る
英田 サキ著 / 山田ユギイラスト
プランタン出版
プラチナ文庫(2007.4)


久我と共に生きるため、極道の世界へ飛び込んだ秋津。跡目相続に組が揺れる中、襲名に臨む久我を男としても支えたいと必死だった。
「お前はたったひとりの俺の大事な女(イロ)なんだ」久我は秋津が極道の色に染まることを厭い、守ろうとする。
自分の本気を突きつけなくてはと思いつめた秋津は、久我と反目する男の挑発にのり、匕首を手にした――!
愛するが故に擦れ違い、衝突する想い。その苦しみの末にあるものは…?
生きるも死ぬも、お前と一緒だ――頂きを目指す男たちの永久の誓い。
久我仁一朗(くがじんいちろう・33歳)×秋津芳人(あきつよしと・37歳)

『夜』シリーズ第三弾、完結です。
前作で、久我とともに生きていくために極道の世界に飛び込んだ秋津は、久我の“秘書”となり、久我とも同居して新しい生活に踏み込みます。
あれほど嫌っていた極道についていくと決心したのは秋津にとってはもちろん大きなことですが、久我にとっても同様で、同居に際して、久我は秋津に指輪を送っています。マリッジリング。内側に彫られた言葉が「FOREVER LOVE」。フォーエバーラブってあんた…という感じだけど、新たな関係は二人それぞれに決心と大事な節目になったようです。

久我の仕事、久我の世界を知るために舎弟の伊久美(いくみ)に頼んで資料を作ってもらったり、秋津なりに久我を支えようとする秋津を、組員たちは「姐さん」のように慕っています。
そんな時、突然久我が襲われる事件が起こります。怪我はなく未遂に終わりますが、どうやら溝口組の跡目相続問題で、久我と反目する側の下っ端が先走って起こした事だというのがわかる。
久我が、組長に呼ばれ別荘への保養につきあわされている間に、秋津は伊久美と裕樹(ゆうき)を伴って、真相をつきとめるために動きます。

しかし、秋津のそんな行動を久我はよく思わず、きな臭いことには顔を突っ込むな、といいます。お前は秘書なんだからスケジュール管理でもしてろ、危ないことはするな、お前は俺の大事な女なんだから。
久我とともに歩き、頂上を目指す久我の手足になりたい、並んで歩きたいと考えてこの世界に身を投じた秋津は、そんな久我の言葉に苛立ちと焦燥を感じます。
愛する男だから守りたい、危険に晒したくないと思う久我と、愛する男のために命の盾となることも厭わない秋津は、相手を思う故に擦れ違ってしまいます。

はっきり言って、秋津の極妻奮闘記でした。
そして擦れ違いを乗り越えて、同じところを目指すためにより二人固く結びつくまでのお話。姉さん女房らしい色気と落ち着きを持ち、旦那のために身を挺してつくす、正に極道の妻。秋津は嫌がるでしょうけど、間違いなくそういうイメージでした。
「オカマ」とか「男の愛人」と色眼鏡で見ていたやつらも、黙って納得させてしまうほどのキモの座りっぷり。

展開は最終巻としては盛り上がりには欠けるかなーとは思いましたが、秋津がヤクザの世界に飛び込んで、久我とともにやっていこうと決意した、その真剣さ、心意気は十分伝わってきました。個人的に思うところはあるけれど、そこまで決心してるなら秋津の選択は、それで良かったんだろうな。
極道の世界の頂点へ、これから二人で昇っていくんだろうなぁと。

お話はここで終わりなんですけど、40代になった彼らも見てみたいなぁと思いましたね。いえ、正確には10年後くらいの秋津が見たい。あんまり色っぽいもんで、40代の熟女(笑)になったら、どこまで熟れるんだろうと思って・・・(^^ゞ
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://0hz.blog112.fc2.com/tb.php/66-706ebbf9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック