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貴公子の理不尽な愛情
樹生 かなめ
フロンティアワークス (2005.4)
通常1~3週間以内に発送します。
イラスト:麻生海


刃物を感じさせる警察キャリアの甲斐(かい)と、貴公子然とした
会社社長の設楽(しだら)は中学時代からの悪友。
ゲイの甲斐は気に入った男を落とすのに手段を選ばず、結果いつも
長続きしない。だが設楽が甲斐に抱かれたいと言い出してからは
状況が一変。言い出したら聞かない設楽は押しの一手。
それでも設楽に落ちない甲斐にしまいには薬を盛って監禁という
強硬手段に出て…!
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限りなくシリーズ番外編。ダリアノベルスの修正版です。
本編の高須賀の友人で、脇を固めていた甲斐と設楽のお話。

ロクデナシ集団の一員として顔は見せていたものの、二人の人となりは
わからなかったのですが、これでいろんなことが明らかになりました。

もともと確固たるイメージもなく、高須賀や慧ニと似たようなタイプかと思っていたら、甲斐は比較的まともな面もあったんですね。
いえ、決してマトモではないけれど他が酷すぎるので、それに比べたら多少普通の神経も持ち合わせているのかと。
でもまさか設楽(襲い受け)にヤられちゃうとは思いませんでした(笑)
尻に敷かれるタイプだったのか。

設楽も本編ではイメージ掴めませんでしたが、こんなひとだとは知りませんでした(笑)
甲斐を手に入れる為に、薬や手錠まで使い、ピストルまで持ち出して
変人ぶりが際立ってますね。
甲斐がすごく苦労しそうです。
でもあのメンバーの中では一番落ち着いていて柔軟そうな甲斐なので、
結構受け入れて上手くやっていくのかもしれませんね。

設楽が変過ぎるので(笑)カップル萌えとはいきませんでしたが、
甲斐はなかなかいいな、と思いました。
このシリーズですから、ストーリーに切ないだの胸キュンだのは求めてません。
これはこれで面白いから、いいのです(笑)

本編の高須賀と堀、慧ニもちょこっと出てきます。
高須賀好きなので嬉しい。
子供を引き取ってのその後がチラッと見えてきますが、
本編の最後で気になってしかたなかった子供の前でのHも
やめていただいたようで安心しました(笑)
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