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「バルコニーから飛び降りろ」水無月さらら/高塚カズイ
バルコニーから飛び降りろ!(キャラ文庫)
水無月さらら著

市役所勤務で戸籍係担当の山中雅章(まさあき)は、超がつくほど
真面目で無愛想。
その山中の窓口に、市役所内の密かな有名人・町田渚が婚姻届を出しにきた。
通算13回も結婚と離婚を繰り返す渚は、非常識なほどワイルドな美形。
そんな渚に、山中はなぜか用もないのに構われて…。
馴れ合いなんてまっぴらなのに、住所不定の渚をなりゆきで
同居させることになってしまい?!
(2004.1)
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町田渚(32歳・住所不定無職)×山中雅章(27歳・市役所職員)

真面目で無愛想で見た目からして七三分けに黒ブチ眼鏡と、誰が見ても公務員を体現しているような雅章と、住む所も職もなくギャンブルでその日暮らしで離婚歴13回の町田。
まったく住む世界の違う二人が惹かれあっていくお話です。

が、二人がどうのというよりは、雅章が自分の固い殻を破って外に出て行く
お話、という印象を受けました。
お互いが反発しあうとかの感情のぶつかり合いはなくて、雅章の方が徐々に解れていくという感じ。

タイトルの意味も、バルコニーがお話に特に出てくるわけではないので、
雅章の心情を表しているものなんだと思います。
町田は、市役所で密かに「渚の王子様」とあだ名をつけられているのですが、
ラストで雅章を「お姫様」と言っていることからしても、深窓の姫君がワイルドな王子にバルコニーを飛び越えて外に連れ出されるということなんでしょう。

町田は始めからスタンスに変わりはなく、メインはやっぱり雅章の変化だと
思います。
「いつか自分を変えてくれる誰かが現われる」なんて、考えてみれば少女漫画の定番のような、それはそれでロマンティックなお話なのかもしれない。
お姫様が公務員で男なだけで。

ラブラブ度を求めてしまうと圧倒的に物足りない感じがしますが、平凡な自分が華やかな男に選ばれるという設定は乙女の夢かもしれません(笑)
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