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「フリージング アイ」華藤えれな/雪舟薫(リンクスロマンス)

フリージング アイ

「好きだ」―突然の告白に早瀬は唖然とする。相手は凄腕と名高い社内弁護士の若宮。真摯なまなざしで告げる彼に困惑しながら、早瀬は怜悧な美貌を淡く綻ばせ、告白を拒んだ。だが後日、若宮の補佐を命じられて彼の元を訪れると、若宮は早瀬の拒否などなかったかのように誘いをかけてきた。
以来、若宮の強引な干渉に辟易する早瀬だが、彼を疎ましく感じる一方、自分とは正反対な彼に興味を覚え始める。
そんなある日、ふいに若宮から荒々しく口づけられ―?!
(2004.12)

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スレイヴァーズシリーズの番外編。
去年買ったまま未読の山に埋もれておりました。

若宮(34歳)×早瀬(27歳)
「Freezing Eye」
「Calling Eye」の二編収録されています。

可笑しな川柳を詠んだり、つまらないダジャレを言ったりする若宮がなかなか面白いです。飄々としているようにも見えますが、大人で包容力のあるいい男でした。若宮の早瀬への優しさが全編を通して感じられて、でもそれが押し付けがましくなくないのもいい。
早瀬は出生や生い立ちが恵まれず、人との関わりを一切拒否するクールビューティー。
「Freezing Eye」では人との関わりを大切にする若宮との正反対の組み合わせの早瀬との駆け引きが、比較的軽めの雰囲気で語られていて面白かったと思います。
若宮が裁判に勝ったら若宮の物になるという賭けをする若宮と早瀬。
気持ちはまだまだ通じていませんが、「Freezing Eye」は言わば前哨戦といったところです。

「Calling Eye」は、舞台を京都に移して、早瀬の過去を中心に、いよいよ早瀬が若宮への想いをはっきりと自覚するお話です。
京都という場所柄、作者様はこれでもかとそんな雰囲気を散りばめようとしておられます。
「Freezing Eye」とはちょっと趣が違いますが、早瀬の切なさにどっぷり浸れますので、切ないの大好きなかたは、もうたまらん…といったところではないでしょうか。
心理描写が大変丁寧ですので、早瀬の気持ちが胸に伝わってきます、ええもう、苦しいくらい。
かなり読み応えあると思いますよ。

雪舟薫さんの絵はいつ見てもいいですね。
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