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「ミツバチの王様」中原一也/こいでみえこ(二見シャレード文庫)

ミツバチの王様


都会の喧騒から離れた海沿いの喫茶店「香粉(こうこ)」。
マスターの杉崎は、今の爽やかさからは想像もつかない理由でエリートサラリーマンの道を捨てることになった曰くつきの過去を持っている。
その杉崎が夢中になっているのが地元の養蜂家・謝花(じゃはな)が作る風味絶佳の蜂蜜。彼の蜂蜜を卸してもらい、メニューに取り入れたいのだが、何度直談判に赴いても無愛想な謝花の応対はけんもほろろ。
交渉が駄目なら行動でとばかりに杉崎は謝花の手伝いを始めるのだが、
思わぬところから杉崎の「過去」が蒸し返されることになり―。(2004.8月)
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「ミツバチの王様」
「王様の帰還」の二編収録されています。

あちこちの書評サイトさまでとても評判がいいのを知っていたので、
古本屋さんでたまたま見つけて即購入しましたが、本当に良かったです、これ。

最初は謝花に反発している杉崎が謝花に惹かれていく過程や、
二人が近づいていく様子が自然でした。

とんでもない過去をもつ杉崎ですが、杉崎の昔の男が現われたときの杉崎の対応は、ただのいい加減な男ではないことが感じられて、今の杉崎との違和感もなく、反対に魅力的に思えました。

謝花に惹かれていくのも、自分の過去のせいで謝花を傷つける事件が起きたときの謝花への想いも、それを起こした人物に対しての思いも、
杉崎の「想い」に無理がないので、頭の中に「?」が浮かびません。

過去に謝花と会っているというのも、なかなか気がきいてました。
だからどうにかなるということではないんですが、二人の間のちょっとしたエピソードとして面白いと思いました。

「王様の帰還」は不安や嫉妬に揺れ動く杉崎のお話ですが、こういう気持ちも、ホントにわかるわかる(笑)
自分でも馬鹿なことだとわかっていても、こういう気持ちってあるなぁ、とこれまた自然に受け止められました。
でも謝花も長期間ほったらかしのまま…ってのは、かなり酷いですね(笑)
寂しいのも勿論だけど、安否不明じゃないかそれじゃ。

お相手の謝花は、男らしく包容力があり、日焼けと汗の匂いが似合いそうな逞しい男です。
そういう謝花と並ぶことで、杉崎のかわいらしさも際立ってる感じ(容姿のことではなく…)
杉崎の寝顔を前に戸惑ったり、杉崎に避けられて困った様子を見せる謝花はなかなか可愛らしく。
大人で男っぽくて可愛らしい…萌えツボであります。
「花のジプシー」なんて、そういう夢がまた謝花にピッタリ。

特に気になるつっこみ所は見つけられませんでした。
別に探してるわけではないんですが(笑)
しいていえば、杉崎に執着してる元彼が、かなりイッちゃってるのにあっさり改心したな…と。
そのくらいかな。

購入して正解でした。
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