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それは僕の罪
それは僕の罪
posted with 簡単リンクくん at 2005.10.15
畝 ちうさ著
オークラ出版 (2004.3)
通常2-3日以内に発送します。
イラスト/高久尚子(アクアノベルス)

四年目の高校教師・藤崎鳴海は、初めて教育実習生の指導にあたることになった。その実習生・森本慎治は、高い身長にハンサムな顔、人懐こい性格で好感度の高い青年。
だが、教育実習生を囲んでの歓迎会の夜、珍しく泥酔した鳴海は、森本に陵辱されてしまう。そして「あんたに復讐するために先生になった」と宣言され―。(2004.3月)
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大好きな高久先生のイラストだったのと、年下攻めなのと、タイトルに惹かれて昨年、古本屋さんで買いました。
作者様のデビュー作だそうです。
昨日感想を書いた「飛ぶ、夢を見た」とは全然雰囲気が違いました。

ストーリーは再会もの、「恨んでました~。」なやつ。ニ、三日前にも同じ設定のを読んだ気がします。
いや、それはいいんです。

冒頭、鳴海にフラれるシーンで森本が腹を立てるのはよくわかります。鳴海の態度は確かに酷いので。

だけどそのあとの展開はちょっと私のツボを外れてました。
鳴海が森本を拒否した理由や、4年会わなかっただけで鳴海が将来のきっかけとなった男の顔を忘れている設定や、そもそもその「きっかけ」となった出来事も、教師が学校を飛び出して夜まで帰って来なくてもお咎めなしの学校も、なんだかいろいろ納得いかなくて。
森本も鳴海も好きだったんですけどね。
でも、それほど、ひどい!と声高に主張するほどのものではないと思いますので、多分好みの問題かと。

畝先生は文章に特徴がありますね。
といっても2冊読んだだけですが「飛ぶ、夢を見た」でそれがとても気になってて、今回のもそうだったので、あ、これはこの方の文章のクセなんだとわかりました。時々主語がどこへ続くのかわからなくなります。「。」が多用されてるのも特徴です。

デビュー作ということで、いろんな場所にいろんな意味で力入ってる、その意気込みは凄く伝わってきました。
それに比べると二作目は完全に力抜けてる感じ。でもその方が私は好きです。
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