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飛ぶ夢を見た
イラスト/祭河ななを(アクアノベルス)

高校時代に屋上でキスを交わした衛藤拓良(たくら)と添田卓広。だがふたりの関係はそのまま発展することなく、卒業を迎えてしまった。大学生になってもその時のキスを忘れられずモヤモヤした毎日を送っていた拓良。そんな彼の元にパラグライダーのインストラクターをしている添田から、空からの景色の写真が届くようになり、いつしかそれが拓良の楽しみになっていた。
しかしその写真がある日突然届かなくなってしまう。
彼に何があったのか、そして長い間言えずにいた自分の気持ちを伝えようと、拓良は添田の元を訪れるのだが…。(2005.3月)
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同級生、再会愛。

添田(攻)×拓良(受)の恋ではありますが、このお話のメインはそれよりも「空」だと思います。

空に対する憧れ、空の向こうに何がある?空から見た地上、空に賭ける思い。空を通しての拓良と添田、他の人達との関わり、それから拓良と空。
二人の恋を語るにも、添田と拓良の結びつきが、元々「空」がきっかけなので、それを抜きには語れません。

「恋」についてだけ言えば、拓良視点なので、拓良の気持ちはわかります。けれど添田が本当に何を考えていたのかは、再会して徐々に言葉を交わすようになってくると、ようやく少しずつ見えてくる…というくらい?
添田は始めは拓良のことを完全に無視しているので、その時点では、まるで恋する乙女の拓良(笑)が、なんだかとっても可哀相。でも拓良は元気キャラなので胸が切ない…というのとは違います。
空から撮った地上の写真だけを名前も書かずに送ってくる添田というのは、ちょっといいかも。
タンデムをしながらの告白は、空を飛んだらしてみたいですね。いや、されてみたい。その前に空は飛びたくないから駄目だけど。
合言葉は「目を閉じてみろ」これが二人のキーワードで度々出てきます。二人だけにわかる秘密の思い出と結びついて、なんかいい。

でも、メインはあくまで「空」です。
舞台もパラグライダースクールのみで、用具や解説も大変詳しいです。
作者様がお好きのようで。
Hは1回、しごくあっさり短く。

どうもいつものように、「攻めの気持ちが分からない~!」とか、「この二人は好き~!」とか、「気持ちが通じなくて切ない!」とか、そういう感想は出てきません。

だってメインは「空」だから。
読み終わったあとは、広大な空にボーッとして浮かんでるような気分でございました。(ただボーッとしてただけとも言える。)
でもお話の雰囲気は、そう嫌いでもありません。
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