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忘却の報讐
イラスト/水貴はすの(アイノベルス)

電機メーカーに勤める柳井は、取引先の担当として中学時代の後輩・岡橋と再会した。少女と見紛うほど美少年だった岡橋は、柳井よりはるかに逞しく精悍な姿に成長していた。立場も容姿も逆転した現状に戸惑いながらも旧交を温めようとする柳井。
しかし岡橋は柳井を「恨んでいた」と思いもかけぬ言葉を口にし、居丈高に接してくる。岡橋の真意がわからない柳井は、ある日仕事上での失態の代償に、岡橋から一夜を要求された…。(2003.9)
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歳の差1歳、年下攻め、再会愛です。
昔と今とで攻受が逆転してるのが、珍しくて面白いと思いました。

中学の時にテニス部の先輩後輩だった二人は、柳井の転校によって会うことがなくなり、十年の時を経て再会します。
が、この十年の間の二人のお互いへの想いには、物凄い隔たりがありました。
柳井は転校先の新しい生活に馴染むにつれて、岡橋に対して疎遠になっていき、やがてすっかり忘れてしまっています。でも、岡橋は…。

いろいろあった過去のことをさっぱりキレイに忘れ、若気のいたり程度にしか考えていなかった柳井と、十年間想い続けた岡橋ですが、読んでる間は柳井が自分のしたことに全く罪悪感がなく、岡橋のことを「信じられない」「なんで今更」と考えているだけなのがちょっと嫌でした。

でもよく考えてみたら、たとえば十年前の恋人がいきなり現われて「恨んでた」とか言われて嫌がらせされたら、
誰だって「なんじゃそりゃ?!」と思いますよねぇ。
読み物として「もうちょっと愛があってもいいじゃん」と思ったけれど、それだけの相手だったのなら、実際は柳井の反応は正しい。
柳井は始終そんな態度です。そういう気持ちの行き違いはしょうがないですもんね。
それだけにラスト、井の頭公園のシーンはちょっと唐突に思えました。
いきなり柳井が変わったみたいに見えて。

柳井が余りに鈍感なのも気になったかな。「信じられない」「まさか」「ありえない」ばかりで、岡橋の身になって考えてあげてなくて。

くっついてからの二人は、とっても好きです。年下の一生懸命さがいいな~。
年下丁寧語攻めも好物ですし。それを見越して買ったのでそういう点では○。

ただ現実はどうでも、やっぱり柳井がもうちょっと岡橋に何らかの想いがあって欲しかったと思うのです。
だってずっと岡橋のひとりよがりみたいで、凄く寂しい…。
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