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交番へ行こう
いおか いつき著 / 桜城ややイラスト
徳間書店
キャラ文庫(2007.6)


交番勤務の健介は、使命に燃える警察官。そんな健介を初対面で挑発してきたのは、巡回区域にアパート建設中の現場監督・亜久津。現場叩き上げの貫禄で、まるで健介をカワイコちゃん扱い。
怒りに燃えていた健介だけど、ある日、乱闘中の高校生を補導したところ、なんとその保護者が亜久津だった――!!
以来、不遜な親父と不良高校生、厄介な二人から迫られる受難の日々が始まって!?
亜久津(あくつ・42歳)×時任健介(ときとうけんすけ・28歳)
建築会社社長×交番のおまわりさん

しっかり現場で働くガテンなオヤジ社長と、交番の制服おまわりさん。
私のツボがてんこ盛りでして、大喜びで読みましたが。
・・・ん?
好きなアイテムが揃っているのにもかかわらず、どうも微妙な感じでした。

健介は、出世よりも「交番勤務」に拘って10年。下町情緒溢れる、事件もほとんど起きない町で住人たちに慕われるおまわりさんです。町を巡回すれば様々な声がかかり、交番には差し入れや相談事などが気軽に持ち込まれます。

そんなある日、ある住人から、家の目の前の建築現場の車が自分の家の駐車場に停められてしまい困っているという相談を受けます。
さっそく現場に向かった健介ですが、現われたのが現場監督の亜久津。件の車は、亜久津の車で、他の家族に了解を取っており、誤解だということがわかるのですが、その際の亜久津の不遜でからかうような態度が健介を怒らせます。

そしてまたある日、今度は高校生同士の喧嘩があり、彼らを補導するのですが、保護者に連絡を取って引き取ってもらおうとしたところ、そのうちの一人・史也(ふみや)の親が亜久津だったのです。
その時もまた馬鹿にした態度を取られ、亜久津の印象は最悪。

その後、健介はなんと史也からつきあってほしいと告白されてしまいます。
もちろん断りますが、史也は諦めず毎日のように交番へやってくる。困り果て亜久津に相談しようとすると・・・・健介は公衆トイレに連れ込まれ、今度は親父に手でされてしまいます。

オヤジと息子とおまわりさんの三角関係・・・というほどのものではなくて、可哀相ですが息子は最初から射程圏外です。
初対面の最悪な印象から、なるべく関わりたくないと思っているのに、何かしらが起きて亜久津と接点を持たざるを得なくなる。健介はゲイではないけれど、手でされてしまって、なんだか気になって気になって・・・と知らないうちに惹かれていくわけです。

でも、このオヤジ、残念ながら私には全然魅力的に思えなかったので、健介がどうしてこういう経緯で好きになってしまうのかよくわかりませんでした。状況からいって、好きになるの早くないですか。
健介は早くに父を亡くしていて「ファザコン」の気があるんですが、亜久津は「父」というタイプではないですね。
どちらかというと身体から流されてしまったような感じで、どうも健介の思考には無理があるように感じました。

大事件など起きたことのない平和で穏やかな町で、起きる問題といえば亜久津を誹謗中傷する噂が流れるというものなんですが、この話もなんだか物足りない感じがします。

期待しすぎたせいかもしれませんが、ちょっとハズレだったかしら。
絶対美味しいと思ったのに。惜しいな。
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