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月と茉莉花
月と茉莉花
posted with 簡単リンクくん at 2005. 7.31
佐倉 朱里著
幻冬舎コミックス (2003.6)
通常2??3日以内に発送します。
イラスト:雪舟薫(リンクスロマンス)

国太子の煬大牙は、自国を裏切った国“湘”を滅ぼし、目の見えない湘の第一公子を捕虜にする。
その公子は名も無く、湘王である父に廃嫡とされ、存在すら認められず北の離宮に幽閉されていた。
それでも潔く覚悟を決め、亡き湘王と運命を共にしようとする儚げで美しい公子に、大牙はいつしか心惹かれ始めるのだったが―。
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中国風時代劇ということで、現代物とは趣が全然違います。
今更ですが、あちこちの書評サイト様で大変評判がいいようなので、読んでみました。
中国時代劇といえば、思い浮かぶのは○十年前に読んだ「三国志」くらいです。
それとは全然違いますがこの時代ならではの雰囲気がとてもよかったです。

あとがきを見ると「領主と虜囚」(りょうしゅとりょしゅう…言いづらい)ということなので、囚われの公子が「何をなさいます、ご無体な」な話かなと思いましたがそんなんじゃありませんでした。

大牙(領主・攻)と月心(虜囚・受)の、惹かれあってるのにちょっとすれ違ってる恋物語です。
すれ違いの理由は、月心の性格と虜囚という立場、大牙の激情ぶりと太子であるという立場からくるのだと思いますが、月心の想いが大変切なくてしっとり泣けます。

月心のような、なんの望みも口にしない儚げな男が現代物にいたら「もっとはっきりせい!」と背中の一つも叩いてやりたいのですが、やはりこの舞台だからでしょうか、そんな月心にイライラすることもなく、本当に嵌まりました。
「何か望むことはないか」と何度も聞かれるのに「何もない」と答えては、大牙を苛つかせていますが、月心が本当に言いたいことと大牙の聞きたいことは同じなんですよね。切ないわ。

とは言っても切ないばかりの話ではなく、どちらかと言えば熱々ラブラブです。
ひと目も憚らずいちゃいちゃしてるし。周りの目も呆れながらも大変温かく。
大牙の直情激情ぶりがなんとも可愛いです。俺様らしくすぐカッとなるかと思えば、月心のために花や琵琶を作らせて月心の喜ぶ顔を見て舞い上がってます。
続編もとうに出ていますが、大牙が年下らしいですね。それを知ってから読んだので、ますます可愛く思えました。

脇役もとても魅力的です。
難しい漢字がいっぱい出てきますし文章も時代劇だけあってそれなりの趣がありますが、読みにくくはありません。
自由な現代のBLもいいですが、こんなのもいいな~と思いました。
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