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今宵、天使と杯を
イラスト/ヤマダサクラコ(クリスタル文庫)

人生なんて一寸先は闇― 飲みすぎたある夜背中に天使の刺青を背負うヤクザ四方と一夜の過ちを犯してしまったらしい柚木は、それ以来しつこく迫られ肉体関係を強要されるようになってしまう。その上会社からはリストラを宣告され妻には家出されて…。(2005・2月)
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イ○ポでアル中一歩手前で会社をリストラされ妻にも逃げられた35歳の冴えない男・柚木と、純情ヤクザ(乙女風味)の27歳・四方の恋物語。攻受は四方×柚木の年下攻めです。

文章にユーモアが漂っているせいか、よく考えれば柚木の悲惨さは笑い事じゃないのですが、思わずクスッと笑ってしまいます。重くなりそうなエピソードも満載なのに、そうはなっていません。柚木もなんだか植木等のサラリーマンみたいだもんね(そんなことはありません。言いすぎ。古すぎ。)。
「酔った自分は世界一信用できない男」とのたまう柚木がいい具合に悲哀と笑いを誘います。(笑いが多い。)
任侠物は実は今まで敬遠していたのですが、英田先生ということで読んでみれば想像していたような雰囲気はなく、とても面白く読みました。

柚木が四方に惹かれていく過程が丁寧に書かれていて自然に入ってきました。四方も言葉数は少なく一見怖そうなのに柚木への想いや態度はヤクザにしては可愛らしくて柚木に拒まれると我慢してしまうところはちょっとヘタレっぽい。でもそれが柚木のことを本当に大事に感じてるんだな、と思えて益々好感度がアップします。四方が柚木と一緒にいるうちに少しずつ感情と表情を取り戻していくのがわかって、読んでいる方も嬉しくなります。

「二週間だけつきあってくれ。そのあとはつきまとったりしないから」という四方との約束の意味も、それが明らかになった時には柚木も四方への想いを自覚し始めているので、運命の切なさが胸に沁みる~。
このあとの展開は、ちょっと前に読んだアレとほとんど同じ(笑)。あちらは空港、こちらは船。

都合の良すぎる展開もありますが、非常に珍しいと思う冴えないオジサン受けとヤクザのカップルは、思いのほかツボに嵌まりました。
幸せになれよ~!と見送ってあげたいカップルですね。
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