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4775510002不機嫌なピアニスト
甫刈 はるひ著 / ヨネダコウイラスト
オークラ出版
アクアノベルズ2007-07-23

by G-Tools

「眼中にないなら入れていただきましょうか」
映画監督である坂口は、映画祭での自分の作品の上映中、不思議な男を見かけた。小さな笑いすら起こっている場面で、隣の端整な顔立ちの男は頬を涙で濡らしているのだ。
その男の名は、瓜生柊。瓜生が音楽をつけた作品は必ずヒットするというピアニスト兼作曲家で、財界の大物を腹上死させたとの噂も立つほどなのだ。
坂口は是が非でもこの男の音を手に入れたいと近づくのだが…!?

坂口庸(さかぐちよう・27歳)×瓜生柊(うりゅうひいらぎ・29歳)
若手映画監督×ピアニスト兼作曲家

すごく特徴のある文章を書く人です。
前作でも「わかりにくい」という感想を書きました。
まだこれで二作を読んだだけですが、前作が明るめだったのに比べて今回はシリアスではないですが明度は下がっていて、よりわかりにくさを増しているように感じました。
なんというか言葉遊び的な文章、会話が終始続きます。
シャレてるようにも思えるし、ちょっと懲りすぎのようにも思えるし(笑)。理解しようと言葉ひとつひとつをじっくり追おうとすると益々難解になり、さら~っと読み流すと感覚的に理解できる、変わった文章です。
心理的にいいとこついてるな~と思わせる箇所もあって、一概に貶してるわけではなく、「なんとかついていってやるぞ」と思わせられる、なんというかおかしな魅力のある方ですね(笑)。
こういう持ち味なんだろうなぁ。
未読の「鎌倉茶寮恋物語」も読んでみたいし、この先もまた挑戦してしまいそうな予感。

お話は、飄々としてつかみ所のない、ちょっとタラシ風な攻めと、ミステリアスツンデレ風の受けのお話でした。つかみ所のない人とミステリアスな人の組み合わせに加えてわかりにくい文章なので、「?」となるのも無理はないですよね。
瓜生の音とそのミステリアスな人柄に惹かれた攻めが、その身も心も手に入れたいと、頑張ってないように見えて意外に必死なお話(笑)。ストーリー自体はそう難しいものではなくて、家庭環境のせいで心を凍らせてしまっている受けを、攻めが受け止めるというわけです。

簡単なのにとってもわかりにくい。でも面白いような気がしないでもない。
そんな感じでした。
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