![]() | 華麗なるフライト 遠野春日著 / 麻々原絵里依イラスト 徳間書店 キャラ文庫2007-07-25 by G-Tools |
航空機開発のエリート・添嶋がある日、一目惚れした白皙の美貌の青年――。
誘いをかけながらも、冷たく拒否された添嶋だったが、数日後の空港でまさかの再会!? その青年・瑞原はなんと、国際線の敏腕パイロットだった。
制服に隠された禁欲的な物腰に、さらに征服欲を刺激された添嶋。飛行シュミレータの実験を口実に、瑞原を呼び出すが……!?
誘いをかけながらも、冷たく拒否された添嶋だったが、数日後の空港でまさかの再会!? その青年・瑞原はなんと、国際線の敏腕パイロットだった。
制服に隠された禁欲的な物腰に、さらに征服欲を刺激された添嶋。飛行シュミレータの実験を口実に、瑞原を呼び出すが……!?
添嶋和臣(そえじまかずおみ・35歳)×瑞原朔也(みずはらさくや・27歳)
財閥系の大手重工航空事業部部長×副操縦士
なかなか“堅実な恋愛”という感じがして良かったです。
添嶋が、強引な部分もありながら、常識的に引くところは弁えていて。瑞原の反応を見ながら押すときは押すし、引く時は引く。30代半ばなのに、相手の“いい反応”にウキウキしてみたり、片思いの状態から何となく楽しい高揚感のようなものが伝わってきます。
人付き合いが苦手で、正直すぎて時に辛辣さを相手に感じさせてしまう瑞原も、添嶋に惹かれながらも自分の気持ちをはっきり認識できないでいるのに、無意識に大胆な行動に出たりするのもいいと思うんです。
会いたいけど会えない、恋しさが募る異国の地で、突然連絡が入って会えるなんて、しかも片思いの相手からですから、恋が盛り上がる最高のシチュエーション、サプライズだと思います。
ドラマみたいな出来すぎた展開に、真面目な恋愛・・・とバランスがいいと思いました。
これを書くにあたり、航空関係について大変勉強されたとのことで、専門的な場面も詳しく書いておられました。たとえば医療モノとかでもそうですが、知識がしっかりしてると地盤が安定して、物語の質が上がって感じられますよね。
このお話もそうで、遠野さんらしい甘い雰囲気をピリッと締めておられたように思います。
そのバランスがいいので、わりと薄めの本だと思うんですけど、充実した読後感を味わえました。
財閥系の大手重工航空事業部部長×副操縦士
なかなか“堅実な恋愛”という感じがして良かったです。
添嶋が、強引な部分もありながら、常識的に引くところは弁えていて。瑞原の反応を見ながら押すときは押すし、引く時は引く。30代半ばなのに、相手の“いい反応”にウキウキしてみたり、片思いの状態から何となく楽しい高揚感のようなものが伝わってきます。
人付き合いが苦手で、正直すぎて時に辛辣さを相手に感じさせてしまう瑞原も、添嶋に惹かれながらも自分の気持ちをはっきり認識できないでいるのに、無意識に大胆な行動に出たりするのもいいと思うんです。
会いたいけど会えない、恋しさが募る異国の地で、突然連絡が入って会えるなんて、しかも片思いの相手からですから、恋が盛り上がる最高のシチュエーション、サプライズだと思います。
ドラマみたいな出来すぎた展開に、真面目な恋愛・・・とバランスがいいと思いました。
これを書くにあたり、航空関係について大変勉強されたとのことで、専門的な場面も詳しく書いておられました。たとえば医療モノとかでもそうですが、知識がしっかりしてると地盤が安定して、物語の質が上がって感じられますよね。
このお話もそうで、遠野さんらしい甘い雰囲気をピリッと締めておられたように思います。
そのバランスがいいので、わりと薄めの本だと思うんですけど、充実した読後感を味わえました。
この記事へのコメント
こんにちは、mimuさん。
このお話、良くも悪くも遠野さんらしいなと思いました。
まさに『華麗』という言葉がピッタリの王道ラブだったと思います。
アクシデントや事件がラストの山場に重なったのはちょっと詰め込んだなあという気がしました。
シリーズで続くようですが、むしろこれからが楽しみですね。
TB、宜しくお願いしますvv
このお話、良くも悪くも遠野さんらしいなと思いました。
まさに『華麗』という言葉がピッタリの王道ラブだったと思います。
アクシデントや事件がラストの山場に重なったのはちょっと詰め込んだなあという気がしました。
シリーズで続くようですが、むしろこれからが楽しみですね。
TB、宜しくお願いしますvv
>桃さん、こんにちは。
まさに華麗なる王道でした(笑)
片思いから始まって恋が成就する過程は結構好きでした。
航空モノって事故やトラブルはつきものですよね。
その点は「またか」とは思いましたけど~。
攻めが乗り合わせていて窮地を救うというのも誂えたような舞台ですね(笑)
こちらシリーズになるんですね。
同じカップルではないのかな?
せっかく勉強したんですから、一冊じゃ知識がもったいないですもんね(笑)
TBありがとうございます。
こちらからもお願いしますね~!
まさに華麗なる王道でした(笑)
片思いから始まって恋が成就する過程は結構好きでした。
航空モノって事故やトラブルはつきものですよね。
その点は「またか」とは思いましたけど~。
攻めが乗り合わせていて窮地を救うというのも誂えたような舞台ですね(笑)
こちらシリーズになるんですね。
同じカップルではないのかな?
せっかく勉強したんですから、一冊じゃ知識がもったいないですもんね(笑)
TBありがとうございます。
こちらからもお願いしますね~!
2007/08/28(火) 14:42 | URL | mimu #-[ 編集]
この記事のトラックバックURL
http://0hz.blog112.fc2.com/tb.php/712-b55734d4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
花屋の店先で―毎日晴天!〈8〉 (キャラ文庫)・BL小説 愁堂れな・书讯・千葉一伸・摩天楼に抱かれて・こんな本も読んでるよ。・甘美で優雅な恋の毒・全国の女子高生がたまる駅・香港貴族に愛されて 著:遠野春日 SHYノ・華は貴族に手折られる 著:遠野
2007/09/30(日) 05:17:27 | さくらの日記
華麗なるフライト (キャラ文庫 (と2-5))遠野春日著。キャラ文庫。タイトル通り遠野さんらしいお話です。お得意のエグゼクティブ攻め(35歳)と意地っ張り美人受け(27歳)です。アプローチもエチもお上品で華麗でおっとり。なんせエチの時も受け君は「ですます」調を...
2007/08/28(火) 14:24:03 | 桃の楽園