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チェックインで幕はあがる
秀 香穂里著
徳間書店 (2004.5)
通常2-3日以内に発送します。
イラスト/高久尚子(キャラ文庫)

一流ホテルに纏わる黒い噂を暴く―新進フリーライターの唯は、ホテルの支配人・沖田の秘書見習いとして潜入取材をすることに。トップの風格を備えた精悍な風貌と大胆に改革する才能―沖田と行動を共にするうちに強烈に惹かれていく唯。これは単なる好奇心かそれとも…?ところがある日「おまえの正体はわかっていた」と沖田に無理やり犯されてしまい・・・。(2004・5月)
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高久先生のイラストが好きなんです。表紙のスーツを見ただけでお買い上げ。
中身の方はというと、そんなに目新しいものではありませんでした。

仕事で一発当てることを目論んで沖田に近づき何食わぬ顔で傍にいて探りを入れているうちに、唯は知らないうちに当の相手に惹かれていることに気づきます。勿論すぐに自分の気持ちを認めるわけではなく、本来のライターとしての自分との間にジレンマを感じるわけですが、やがて部下の一部から謀反が計画されていることを知り、そばにいて沖田の仕事への情熱や能力や沖田そのものに惹かれていた唯は、ライターとして特ダネを掴むことを捨て、沖田の力になることに。

唯の正体が最初から沖田にバレているのはもうお約束、脇役として出てくるレストランのシェフも、これまた予想通りのところに落ち着きます。唯が沖田を助けるために自分の掴んだ情報を沖田に全て打ち明けるのも、沖田も唯に最初から惹かれているのも、唯が今後も沖田の傍で秘書として(次の秘書が見つかるまでですが)残るのも、全て予想通り。
沖田を引き摺り降ろそうとする陰謀の結果は、かなりご都合主義ではありますが。
あっというような展開はないですが、悪人がいい目を見ることもないし、全ては落ち着くところに予想通り落ち着いて、つまりは安心して読めるということだと思います。

ただ、とてもわかりやすい話のはずなのに、文章が非常に読みにくいように思えたのはどうしてだろう…。
どうも唯の考えてることが伝わってこなくて。唯自身も自分の気持ちをはっきり認めかねているから余計でしょうか。
でも、そういうことよりやっぱりどうも文章に理由があるように思えるんですが。硬いというか…。観念的というか抽象的というか…。
そういえば先日読んだ「挑発の15秒」でもわかりにくいというか読みにくい印象がありました。秀先生の特徴なのかな…。硬派というわけではないのに何故か全体的に硬い印象が残るのも似てる。そういえば「挑発~」の方もあんまり気持ちが伝わってこなかったんだった…。

唯はフリーのライターですから、行動力もあり、一人でやっているだけあって弁も立つし決断力もあり、相手がたとえ若くしてホテルの支配人で出来る男であっても、その前で臆するようなことはありません。自立してて、なかなか漢な受けで好感が持てました。でも初Hの時、惹かれてると自覚したわけではないのに好奇心で…というのは無理があるような。初めてなのに。まして男相手なのに。凄く気持ち良さそうだし(笑)。沖田は本当にBLではよくいるタイプです。ただ仕事上で凄くキレる男であることはわかるのですが、沖田が私生活ではどういう男なのか、あまり書かれていないのが残念でした。仕事への情熱は伝わってきますが。

高久先生の絵は本当に大好きで、あらすじも見ずに買ってしまいそうになるのでいつも踏みとどまるのが大変です。
沖田のイラストはイメージ合ってると思います。ただ唯が、このイラストはちょっと繊細過ぎるかなぁ…と思います。カッコいいですけどね!眼鏡でクールで神経質な感じがとてもいい~。
でも悲しいかな唯はクールでも繊細でも神経質でもない。
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