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水の記憶 水の記憶
剛 しいら (2002/10)
笠倉出版社

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美貌の臨床心理士・如月東栄は、事故で兄と友人を亡くした佐々木洸太のことを、今も弟のように気遣っている。一方、恋愛感情に疎い如月を長年想い続けていた佐々木は、二人の関係を進展させようと、就職を機に同居を持ちかけた。ストレートの注がれる佐々木の愛情に、少しずつ「恋」を理解していく如月。10年越しの恋は穏やかに進行していくように思えたが…。
年の差、年下攻めです。
如月が、なんとも面白い可愛げのあるキャラです。仕事はできるのに、身の回りのこととなると全く駄目で、子供みたいなところもある、生活能力のない、ちょっと浮世離れした感じ。佐々木の方が10歳も年下なのに、どちらかと言えば佐々木の方が、如月を保護しているような感じです。まだ佐々木は22と若いせいか、愛情もストレートで駆け引きもありません。真っ直ぐに気持ちを表現してるし、本当に如月を大切にしてるし、それが読んでてとっても気持ちいいです。

告白も同居も本の最初のほうで、そのあとはまるで新婚さんのような二人。でも如月は恋愛にも非常に疎く、自分の佐々木への気持ちが佐々木と同じ「愛」なのかどうかよくわかっていません。もちろん好きなことにかわりはないのですが、弟のように…ではないかと思っています。身内のいない佐々木の小中高の卒業式にも出席し、家族のようだと。それがやがて、かけがえのない大切な人だと認め、後半では、佐々木を「恋人」と呼ぶことに抵抗がなくなっていきます。それでもまだ「愛してる」ということはできないのですが、佐々木は本当に如月の気持ちを大切に「無理に言わなくていいから、言いたくなったら言って」と健気。
どっちが年上かわからないくらい、如月を甘やかしている佐々木と、守られてる如月…みたいな二人の位置がとってもいいです。
佐々木のために、如月が早く目覚めてくれるといいなぁ(笑)

物語は、如月の患者の「多重人格」を柱として進んで行きます。
仕事では、如月は博士号も持っている、ちゃんとした医師です(笑)。
それが話の軸ではありますが、そればかりが前面に出ることはありません。
要所要所の甘い二人がとってもいいです。
続編「炎の記憶」では少々問題も起きるようですが(私の嫌いな第3者介入と、如月のマグロ問題。笑)、こちらの「水~」は、甘々です。
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