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恋におちたら
妃川 蛍著 / 実相寺 紫子イラスト
ワンツーマガジン社
アルルノベルズ(2007.4)


《はるなペットクリニック》の末弟で獣医学部一年生の皇貴は、男たちに絡まれていた清廉な容貌の円哉と出会う。助けたはずなのにナンパと誤解した円哉に痛烈な眼差しで振り払われてしまう皇貴。
その後、クリニックで再会した円哉は、新しくできたキャットカフェのオーナーを名乗る。
まるで二重人格のように変化する猫のような円哉の魅力に、皇貴は強烈に惹きつけられていき――!?
榛名皇貴(はるなこうき・大学一年生)×水嶌円哉(みずしままどか・20代中~くらい)

動物病院《はるなクリニック》を舞台にした、『恋がはじまる(次男編)』、『恋をしただけ(長男編)』に続いて、三兄弟ラストとなる三男・皇貴のお話です。これで榛名家は兄弟揃って・・・。
ほんわか美人の次男に、ツンデレ美人の長男ときましたが、私が一番気になっていたのは、ワンコ風の三男・皇貴でした。兄たちは受けでしたが、皇貴はワンコ攻めだろうなぁ~と想像して楽しみにしてましたが、期待どおりのワンコ攻めでした。
「恋におちたら」
「ブラザーズ」の二編です。

大学の帰り道、男たちに絡まれていた円哉を助けた皇貴ですが、円哉を庇うために腕に抱きこんだ際、偶然額に唇が触れてしまったことを咎められ、キツイ眼差しで嫌味を言われてしまいます。
皇貴は、優秀だけれどどこか生活能力には不安のある兄たちの代わりに小学生の頃から家のことを一手に引き受けてきたお世話好き。また、亡くなった母の代わりを務めてくれた長兄のようなツンデレタイプに非常に弱くて、この一瞬の出会いに心を奪われてしまうのです。

円哉は、はるなクリニックと道路を挟んだ斜向いに新しくできたキャットカフェのオーナー。飲み物と軽食、そして10匹の猫がホストとして客をもてなすお店です。
開業にその場所を選んだのは、評判のいい動物病院がすぐそばにあったから。
風邪気味の猫をつれて挨拶がてら病院に行き、そこで皇貴と再会します。

円哉はトラウマ持ちのツンデレ美人。そのため表面上は愛想はいいですが、実は人を寄せ付けないでいます。
しかし、皇貴は再会した日から頻繁に手料理を持ってカフェを訪ねてくるようになり、円哉の拒否もなんのその、真っ直ぐに一途に円哉の中に入り込んできます。

傷持ち年上美人を癒すのは、年の功はなくても、裏表のない真っ直ぐな愛情が武器の年下ワンコ。定番ですね。この定番が好きなので、わかっていても楽しめるのです。
年下ワンコはキレると激情に任せて暴走してしまうことが多いんですが、兄二人の躾けが行き届いているせいか、比較的自制の効いたワンコでした。社会に出るのはまだまだこれからだけど、獣医師としても男としても、頼れるいい男になりそうなワンコですね。
受けの円哉も、ツンデレ受けとしてはよくいるタイプですが、長男の静巳(しずき)よりは柔らかめ。静巳は、ツンデレでもツンツンの方が8~9割のツンデレですからね。

兄弟それぞれやお相手もちょっとずつ登場して、そういう点もシリーズとして楽しめますが、「ブラザーズ」では、短いですが三兄弟それぞれのお話があり、こちらもおいしかったです。
動物病院ということでもちろん動物が登場して、優しい可愛らしい雰囲気もある読みやすいシリーズで好きだったんですが、これでお終いかな?
ちょっと気になるのは、今回登場した、新しくお店を始めたらしいお花屋さんの青年なんですけど、次はご近所シリーズでいかがでしょう(笑)

三男を読むにあたって、前シリーズの自分の感想を読み返してみたんですが、長男編の感想書いてませんね。どうしてだろ?
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