
(ルビー文庫/あさとえいり)
「好きだから。俺は少しもお前に優しくできない。」
同期の西須賀と突然仕事で一緒に組むことになった羽鳥。堅物で他人に愛されない自分を西須賀が好きになってくれるわけがない、だから側にいられるだけで十分。そう言い聞かせて西須賀に惹かれる自分を押し殺してきた羽鳥だったが、酔って介抱された晩、高ぶった身体を何故か西須賀に弄ばれてしまう。その上、付き合っている相手が他にいるはずの西須賀が、羽鳥に「好きだ」と囁いてきて…。
大学出の新入社員なら、まだ22くらいのはず…。なのに自分を「私」という羽鳥にちょっと違和感。たいした問題じゃないけど。クールってことなのかな?そのわりには思考が物凄く湿ってます…。
隣の席に座った同期の西須賀は、見た目はとても華やかで格好いいけど、「変」な男。可愛いものや女の子が好きそうなファンシーグッズが大好きで、仕事のパソコンの壁紙もスクリーンセイバーも、身の回りのあらゆる物に可愛いグッズを使用しています。おまけつきチョコに嵌まって机の上にチョコを積み上げていたりもします。遊ぶことが大好きでいい加減そうではありますが、そんな西須賀は仕事になるととてもキレ者で、羽鳥と組んだ仕事では次々と新しいアイディアを考え出し、実務的なことをフォローする羽鳥とのコンビが大成功して、次々と成功を収めます。
そうしているうちに、羽鳥は自分にないものを沢山持っている西須賀の人柄に惹かれていき、「男を好きになる」ということに悩む苦しい日々が続くわけなのですが…。
作者様があとがきで述べられているのですが「たったひとこと好きと言えていれば、そのまますぐゴールインだったでしょうに、お話というのは、普通に進まなかったときのことを書くからお話になるものなんです」って…。そりゃそうかもしれないスけどね。
ホントに見事なネガティブシンキングなんです、羽鳥。暗いよ、性格…。
悩むことはわかるけど、尽く悪い方へ悪い方へと思考していく。羽鳥視点なので、西須賀の気持ちはわからないのですが、それでも「羽鳥を好きなんじゃないか」と思わせるような言動は出てきます。なのにそれでも、羽鳥は裏を考えて悪いほうにとるわけです。全部自分の中に溜め込んで、悪いことばっかり考えて泣いてばかりいて。そして肝心な行動はしないくせに、酔って介抱されて風呂場で手淫されちゃった翌朝は、西須賀が遊びでやった…とまた勝手に解釈して、西須賀が目を覚ます前に、勘違いな書置きを残して帰ってしまいます。どうしてそんな時は素早いんだ、羽鳥。
その時、問いただせばいいじゃないかー!!酔ってて、よくわからなかったとはいえ、西須賀はその晩「愛してる」と何度も言ったと、ラストで言ってたぞ!!そういう大事な晩の、肝心なことは聞こえてないくせに、余計なことは覚えてる羽鳥…。そしてまた勘違いな日々は続く…。
そりゃ、作者様の仰るとおり、そこで羽鳥が西須賀に問いただしてたら、そこでお話は終わっちまいますけど。こじれるからお話になるんでしょうけど。でも、ここまでくるとそんな言葉も「開き直りか?」と思います。
あまりに暗い思考にうんざり。西須賀をプレイボーイのように思ってるみたいですけど、本文からはそんな気配感じられませんけど。これも羽鳥の考えすぎ?あとがきでも、「西須賀が浮気したら・・・」ってあるけど、西須賀そういうキャラじゃないんじゃないか?
ちょっと変わってるけど、凄くいいやつじゃん。
くっつくまでのじれったいお話です。羽鳥がうんざりするほど切々と心情を訴えてますので、切ないのが好きなかたはいいかも。
(私には切ないというより暗いとしか思えませんでしたが…)
悩んでばかりで自分からは行動せず、最後は感情が爆発する…私の嫌いな受けパターンでした。
それだけ悩んで、やっとくっついたのに、なんか偉そうな態度もいや。
あ、西須賀は好きです(笑)
隣の席に座った同期の西須賀は、見た目はとても華やかで格好いいけど、「変」な男。可愛いものや女の子が好きそうなファンシーグッズが大好きで、仕事のパソコンの壁紙もスクリーンセイバーも、身の回りのあらゆる物に可愛いグッズを使用しています。おまけつきチョコに嵌まって机の上にチョコを積み上げていたりもします。遊ぶことが大好きでいい加減そうではありますが、そんな西須賀は仕事になるととてもキレ者で、羽鳥と組んだ仕事では次々と新しいアイディアを考え出し、実務的なことをフォローする羽鳥とのコンビが大成功して、次々と成功を収めます。
そうしているうちに、羽鳥は自分にないものを沢山持っている西須賀の人柄に惹かれていき、「男を好きになる」ということに悩む苦しい日々が続くわけなのですが…。
作者様があとがきで述べられているのですが「たったひとこと好きと言えていれば、そのまますぐゴールインだったでしょうに、お話というのは、普通に進まなかったときのことを書くからお話になるものなんです」って…。そりゃそうかもしれないスけどね。
ホントに見事なネガティブシンキングなんです、羽鳥。暗いよ、性格…。
悩むことはわかるけど、尽く悪い方へ悪い方へと思考していく。羽鳥視点なので、西須賀の気持ちはわからないのですが、それでも「羽鳥を好きなんじゃないか」と思わせるような言動は出てきます。なのにそれでも、羽鳥は裏を考えて悪いほうにとるわけです。全部自分の中に溜め込んで、悪いことばっかり考えて泣いてばかりいて。そして肝心な行動はしないくせに、酔って介抱されて風呂場で手淫されちゃった翌朝は、西須賀が遊びでやった…とまた勝手に解釈して、西須賀が目を覚ます前に、勘違いな書置きを残して帰ってしまいます。どうしてそんな時は素早いんだ、羽鳥。
その時、問いただせばいいじゃないかー!!酔ってて、よくわからなかったとはいえ、西須賀はその晩「愛してる」と何度も言ったと、ラストで言ってたぞ!!そういう大事な晩の、肝心なことは聞こえてないくせに、余計なことは覚えてる羽鳥…。そしてまた勘違いな日々は続く…。
そりゃ、作者様の仰るとおり、そこで羽鳥が西須賀に問いただしてたら、そこでお話は終わっちまいますけど。こじれるからお話になるんでしょうけど。でも、ここまでくるとそんな言葉も「開き直りか?」と思います。
あまりに暗い思考にうんざり。西須賀をプレイボーイのように思ってるみたいですけど、本文からはそんな気配感じられませんけど。これも羽鳥の考えすぎ?あとがきでも、「西須賀が浮気したら・・・」ってあるけど、西須賀そういうキャラじゃないんじゃないか?
ちょっと変わってるけど、凄くいいやつじゃん。
くっつくまでのじれったいお話です。羽鳥がうんざりするほど切々と心情を訴えてますので、切ないのが好きなかたはいいかも。
(私には切ないというより暗いとしか思えませんでしたが…)
悩んでばかりで自分からは行動せず、最後は感情が爆発する…私の嫌いな受けパターンでした。
それだけ悩んで、やっとくっついたのに、なんか偉そうな態度もいや。
あ、西須賀は好きです(笑)
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