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罪深く抱きしめて
イラスト/円陣闇丸(ラキアS・EXノベルス)

「おまえ、俺のオンナになる?」罪に震える彰史を傲慢な性鎖で捕らえたのは、冷酷な瞳を持つ美しい義兄・玲二。警察の追及から彰史を庇いながら、玲二は人を人とも思わない酷薄さで、彰史に被虐の悦びを教え込む。衆人環視の恥辱、他人に身体を拓かせる屈辱―。
罪の意識を払拭するように快楽に溺れながら、彰史はいつしか孤独を埋める玲二の腕を心から欲している自分に気づいて…。
幼い頃から実の姉に性的虐待を受けていた彰史は、ある日、一瞬の衝動で、姉を姉夫婦の住むマンションのベランダから突き落とし殺害してしまいます。それを、隣に住む学生と、姉の夫に目撃され、パニックになる彰史に、義兄の玲二は「どうせだったら心中にしちゃわない?あのオンナとさ」と、なんのためらいもなく目撃者の学生を同じようにベランダから担ぎ上げ、下に落として殺害。
こんな出だしでハッピーエンドであるわけがありません…。悲恋の匂いがプンプンします。死にネタ、悲恋嫌いの私が、何故これを手に取ったのか、自分でもわからないんですが、出だしを読んだとたん、あちゃ~と思いました。あらすじも読んだはずなのに、頭に入ってなかったんでしょうか。黒ラキにエロ心が迷わされたんでしょうか。
とはいえ、定価ではなくても金は払ってるのでとりあえず、読みました…。(ケチ)


いや、悲しくて、切なくて、つらくて参りました。
二人の心が、ホントに痛くて。
「愛すること、愛されること」を知らない二人の悲しい結びつきが、胸に痛いです。それでも彰史のほうは、玲二に対する愛を少しずつ自覚していきます。が、玲二のほうはラストまで、彰史に対する自分の気持ちがなんなのか理解できません。仮に理解したとしても、幸せな未来などありませんが…(泣ける…。)
そして、玲二が自分の感情を理解したときは、すでに二人の別れのとき。もう二人に時間は残されていませんでした…。

こんな悲しい話があるかいー!

玲二は人から「サイコパス」といわれるくらい感情の起伏がとぼしく、症例的に性格障害を思わせるようなところがあります。日常的に、その場に相応しい表情や言葉を選び取り、そつなく生きることはできるのですが、心が壊れています。
彰史の方が、玲二にひどいめにあっているのですが、読み進むにつれて私には、玲二が可哀相に思えてなりませんでした。
あまりに感情移入すると、ドカンとキそうな感じがしたので、なるべく入り込まないように冷静に読もうと努めましたが、それでもラストのシーンには胸が苦しくなりました。
感情移入していたら、泣いたかもしれません。
読み終わったあとも、なんていうか、胸のあたりに寂寥感が漂いましたね。
本当に悲しい、悲しい二人です。
私のような甘ちゃんには、もう二度とまともには読み返せないと思います。

辛い、悲しい、切ない、イタイ…が大好きなかたに、お勧めします。
泣けますよ。
あ、ついでに…。
エロは、はっきり言って「SM」です。
バイブ、洗濯バサミ、ストロー、3P、二○挿○、玲二以外ともあります。お気をつけ下さい。
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