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法律事務所に恋が咲く
イラスト/富士山ひょうた(ルビー文庫)

就職の為奈良から上京した健介は、極度の方向オンチ。道に迷っていた彼は、美形のエリート弁護士・小早川に助けられる。なぜか気に入られ小早川の事務所で働くことになった健介は、なんと社宅代わりの豪華ホテルに住むことに!
しかも「雇い主には逆らってはいけないよ」と襲われて、さんざん喘がされるハメになり―?!「僕は鹿に狂わされた・・・」ってなんで鹿?!エリートなのに超カンチガイな美貌の天才弁護士と平凡な純朴青年・健介の受難と初体験いっぱいのハイテンション・ラブストーリー。
あらすじを読んだとき「美貌のエリート弁護士」に「平凡な純朴青年」というから、またクールでハンサムな攻めの「鬼畜・SM」で純朴な青年がアンアン言わされちゃう話かな、と思いました。が富士山ひょうたさんのイラストと「弁護士」という言葉につられて買い。
読んでみたら、予想と違ってました。

田中健介は、奈良から上京して、都会で物凄い田舎者扱いをされています。奈良のイメージというと「鹿」「大仏」しかないようなまわりのひとたちに、「鹿とお友達」「おやつは鹿せんべい」と毎日言われまくってますが、この健介くんののほほんとしたイメージと、たまに出る訛りと「取り得は体力と元気」という設定は、元気で真面目な好青年という感じ。ひ弱なところはありません。富士山さんのイラストもお目目パッチリ可愛い系ではないので、その絵のイメージもあいまって、なんだか体育会系青年にも見える。とんでもない方向音痴なので、そのせいでやらかす彼のスットコぶりは、とっても可愛いですが、彼は体力に自信があるので、何時間都会を彷徨っても息も切らしません。力持ちだそうですし。
小早川弁護士の方は、「美貌でエリートの弁護士」なのですが、このかたもその言葉から想像するようなイメージとは違っています。「仕事はやり手だけど不器用」と評されていますが、「不器用」というより、なんだかちょっと世間と思考がズレちゃってるような・・・。そこがなんともほほえましいというか可愛いというか。受けに気持ちを伝えるために暴走しちゃってる世間ズレしたボンボン?事務所の職員に怒鳴られて引きつりながら操られちゃってるようなところもヘタレっぽい。(ヘタレ好き)
健介と小早川のやり取りが、なんだかホンワカ笑えます。会話もクスッと笑える。
Hのときも「雇用主にさからってはいけない」などと聞くと、横暴上司の鬼畜攻めか?と一瞬思いますがそうではなくて、小早川は「痛くない、痛くない」と怪我した子供をあやすようにつぶやき、「してもいい?」「可愛い」と、あくまで優しい。健介の方は、まったく色気がなく、初めてそこに触れられて上げた声が「げっ・・・」ですし(笑)、「っとっと・・・」とか「ヤバイ」とムードなし。
でもそこが却って私は好きで、健介のを咥えたら、髪を引っ張っぱられたり頭を殴られたりして、「痛い」と涙目になる小早川も可愛かったです。
「毎日したい」とう小早川に「俺が入れるならいい」という健介も、それに固まってる小早川も可笑しい。

健介が、私の好きな「依存しない受け」なので、そのへんも好感触。
ルビーでページ数も少なく、軽めであっさり読めるんですが、なにも考えずに楽しめました。軽くてもドタバタしてないのが、良かったです。
このお話は最初に伏線があって、健介は子供の頃に会った「小早川のお兄ちゃん」にほのかに憧れているのですが、最後に「小早川のお兄ちゃん」の正体を知ったときの健介の気持ちが、ちょっと「ん?」と思わされたのが、残念といえば残念かな。「小早川のおにいちゃん」と「小早川弁護士」の間で、健介がどう折り合いをつけたのか、「小早川のおにいちゃん」への思いがずいぶんあっさりしてないか・・・と思ったんですけどね。
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