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4813011543紅の誓約
高岡ミズミ著 / 実相寺紫子イラスト
大洋図書
SHYノベルズ2007-08-09

by G-Tools

父の葬儀のため上海を訪れた池脇は、名門李家の大当主の座を巡って異母弟と対立することになる。だが金も権力もどうでもいい池脇は傲慢なほどに気侭に振舞い、周囲の顰蹙を買う。
そんなある夜、屋敷でひとりの男と出会う。美しい顔と幾つもの名を持つ謎の男・瑞澄だ。
常に冷静沈着な瑞澄だが、その存在は池脇の男を刺激する。
彼を手に入れたい…生まれて初めての執着に囚われる池脇だが…!?

池脇脩一(いけわきしゅういち・30歳)×瑞澄(ルイチェン・18歳)

中国人の父と日本人の母の間に生まれた池脇は、幼いころ両親の離婚で母と共に日本へ帰り、現在は母も亡くなって、単身ニューヨークで暮らしています。
そこへ父の死の報がもたらされ、池脇は葬儀に出席するため上海へとやってきます。
ところがその家というのが、明の時代まで遡ることができ、現在も上海において政財界への影響は絶大であり、総資産は計り知れないという由緒正しい名家であることを初めて知ることになります。
そして、当主である父が亡くなったことで、池脇は跡目争いに巻き込まれてしまいます。

上海というと、マフィアでも絡んでるのかと思ってしまいましたが、そういうのは全然なかったです。
しかし、拉致されかけたり銃撃されたり、寝室に怪しい香を置かれるなどきな臭い事件が次々に池脇を襲います。名家というのはやることも大胆ですな。そのたびに現れて助けてくれるのが、謎の男・瑞澄でした。
瑞澄は、京劇の女形、上海を周る劇団の役者など、いろんな顔と、「瑞澄」の他にも名前を持っていて、池脇の心を惑わします。
池脇の窮地に必ず現れ、救ってくれるところを見ると「味方」という感じがしますし、池脇への態度を見ると、なんとなくどういう位置にいる人なのかは想像できるところです。
攻めよりもずっと若く、綺麗で、それでいて武の達人で、殴られたり撃たれそうになったり変なもの嗅がされてフラフラしてる攻めを助けたりするというのがカッコいいですね。薬の効果のせいで押し倒されちゃったりしますけど(笑)。

ストーリーとは別に、瑞澄の別名「花朗(ファラン)」や京劇の女形という設定は、いろいろ想像が広がる背景があったりして、直接ストーリーには関係ありませんが、知ってるとちょっと面白いです。

ドロドロした暗い面がありながらも、池脇がなんというかのほほんと(笑)したタイプで、あんまり緊迫感は感じません。池脇は、現実離れした名家の中で一人だけ普通の感覚を保ってるので、のほほんと浮いた感じに見えるんですが、いたって正常な人と言う感じでそこがいいかな。
李家の当主となったあかつきには、歴代にはない型破りな当主になりそうではありますが。
なんというか、今後はご主人様とボディガードと言う感じですか?
このあとが面白そうな二人ですね。

現代なんですけど、場所やアイテムのせいで、時代ものっぽい香りがしました。
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