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4044520038手に負えないアイツ
成宮ゆり著/陸祐千景子イラスト
角川書店
ルビー文庫2007-08-31

by G-Tools

『初めての告白もキスもエッチも可愛い彼女とムードのある場所で』と夢を見ていたのに、普段は無口で無表情な幼馴染の了(それも男)に、突然「好きだ」と告白され、キスまでされてしまった真一。思わず絶交宣言をしたものの、今度は先輩の透にまで告白されて「なんで男ばかりなんだ」と唖然とする。
ところがそれを知った了が、なぜかキレて真一を襲ってきて…?

黒崎了(くろさきりょう)×沢田真一(さわだしんいち)
同い年、大学二年生だったか三年生だったか?(笑)

とっても良くある話なんですよ。
ずっと親友だと思っていた相手(攻)に告白された受が、最初はビックリして拒絶して「友達だと思ってたのに」と憤り、でも無理矢理キスされて抱かれちゃって、さんざん怒って悩んだ末にやっとこさ自分の気持ちを自覚してみたら、攻に「なかったことにしてくれ」と言われてまた悶々。
すれ違った2人が恋人になるまで・・・のお話。
そんなに嫌いじゃないパターンです。無口で無表情だけど受けへの愛は一途で暑苦しい攻めも好きなタイプ。こういう場合受けが鈍感すぎるのは致し方ない…。

で、好きなはずなんですけど、なんでだかコレは「好き」と言い切れなかった。
ひとくちで言うと、まず脇がどいつもこいつも眉を顰めたくなるようなタイプばかりで、読んでて気分が良くない。
でも、よく考えてみると攻も受も実は同じように自己中。

「親友」から「恋人」へって、そりゃあそれが片方にとって青天の霹靂なら簡単にはいかないでしょうが、こういうパターンって、「実は前から俺も好きだった」って気づかないだけのことでしょう?
それにしてはダダ捏ねすぎじゃないですかね(笑)
真一の鈍感ぶりがどうもね。そして隙だらけなのに、一著前な自己主張。
了も無口だからっていっても、言うときは言ってるんだから、肝心なことも言ったほうがいいよね。

気持が通じ合うお祭での場面だけは好きだったかな。
たぶんそれまでにつのった苛々がやっと解放されたからだと思います(笑)
コメント
この記事へのコメント
こんにちは~みむさん!

これ、私も持ってます。そろそろ読もうかな?って思っているのですが・・。
確か、この作家さん、1年前くらいにデビューした方ですよね。デビュー作がなかなか良かったので、それ以来注目しているんですけどね。
まあ、設定はよくあるパターンかな?(笑)
とりあえず、読んでみま~す!(笑)
2007/09/26(水) 12:25 | URL | 水月 #/fVvPWuA[ 編集]
>水月さん、こんにちは~。

成宮さんはデビュー作が面白かったんですよね!
それから私も買ってみてるんですが・・・。
今回は設定は好きだったんだけど、なんとなく…キャラに萌えを感じられなかったのが敗因でしょうか(笑)
好みの問題ということもありますよね。
読んだら、どんな感じか教えてくださいね(笑)
2007/09/26(水) 12:51 | URL | mimu #-[ 編集]
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