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4199004548愚か者の恋
火崎勇著 / 有馬かつみイラスト
徳間書店
キャラ文庫2007-09-22

by G-Tools

義兄の側にいられれば、想いが叶わなくてもいい――。
母に捨てられ、名門旧家の父方に引き取られた美久。誰にも愛されたことのない美久に、ただひとり手を差し伸べたのは、クールだが優しい義兄の真意だった。
密かに真意に想いを寄せる美久は、ある日自分を抑えきれずに「あなたが抱いてくれないなら、他所へ行く」と強引に告白!!
けれど、真意はなぜか美久を拒まず受け入れて!?
神川真意(かみかわしんい・31歳くらい)×千代田美久(ちよだよしひさ・21歳くらい)

母子家庭で、親であるより女でありたい、派手で男をとっかえひっかえしている母と暮らしていた美久は、8歳の時母に捨てられ、父がいるという名門の旧家・神川家に押し付けられます。
義母は元より実父にも、神川家全員から疎まれ蔑まれた美久ですが、ただひとり、長男の真意だけが美久を受け入れ、大学進学で一人暮らしをしようとしていた家に迎え入れてくれます。

その後、真意とともに暮らすようになった美久は、やがて成長とともに真意に惹かれていきますが、男同士、半分血の繋がった兄への恋情を、美久は当然隠そうとします。
しかし、「そばにいられるだけでいい」と願っていた義兄は、仕事のため海外へと行ってしまう。

そして再び兄が日本へ戻ってきたとき、1度失ってしまった真意を側に起きたいがために、美久は嘘をついてしまいます。
そこからまた、義兄への言えない恋心に苦しむことになる美久ですが、あることがきっかけでそれが爆発。
抱いてくれ、と迫る美久に、なぜか真意はそれをはっきりと拒まず、行為は受け入れられてしまいます。

なのにその後も真意の態度は変わらず保護者然としたまま。
そして真意の気持がわからず苦しむ美久の前に、自分を捨てた母が金をせびりに現れ、真意に迷惑をかけたくない美久は、母を“好きな女性だ”と言ってしまう。

と、展開はそんな感じです。本当の気持ちは言えないまま、嘘に嘘を重ねて辛くなっていくという。
それまでの誤解やすれ違いをラストの2人の会話で攻めに全部説明させて解決するというパターン。火崎さんはよくやります。
「あのときはこうだったから」「じゃああの時は?」「あれはこれこれこうだから」そうだったのか。チャンチャン。

それまでのグルグルもそこで一気に大逆転となるわけですが、なぜか今回特に「チャンチャン」という気分になってしまった。実はこのパターンがそんなに好きではないんだけど、気にならないときは気になりません。その時の気分や精神状態で感じ方って変わるので、たぶん自分のせいで、いつもの火崎さんです。

堅物の真意さんが、ちょっといいです、特にラストが。
『愚か者』って、私には美久の方が愚かに見えましたけど、鈍感さから言ったら真意も愚かってことなんでしょう。
美久のお母さんについては、最後ちょっと持ち上げてましたけど、賛同できないな。
こんな母親イヤだ。

あ、そうだ。
ネタバレですけど兄弟ものではないです。



《拍手お返事》
17日am2時のかた:ありがとうございました~!
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