![]() | 美しき厄災―ビューティフル・ディザスター 鳩村衣杏 / タカツキノボル 幻冬舎コミックス リンクスロマンス2007-10 by G-Tools |
映画配給会社のやり手宣伝マンの采女舜太郎は、可愛い男が大好きな遊び人。映画のプロモーションで来日した美貌の俳優・エリーの「お守り役」となるが、我儘に振り回される事に。
友人であるエリーに恋心を抱いた事もあったが、女王様っぷり全開で、純真さの欠片もない今の彼は好みの範疇外・・・のはずなのに、時折みせる無邪気な表情に愛しさを覚え始める。
そんな中、些細な事でエリーと口論になった舜太郎は、挑発的な言葉に激昂し、彼を抱いてしまい!?
友人であるエリーに恋心を抱いた事もあったが、女王様っぷり全開で、純真さの欠片もない今の彼は好みの範疇外・・・のはずなのに、時折みせる無邪気な表情に愛しさを覚え始める。
そんな中、些細な事でエリーと口論になった舜太郎は、挑発的な言葉に激昂し、彼を抱いてしまい!?
采女舜太郎(うぬめしゅんたろう・34歳)×イライアス・ウォン(通称エリー・27歳)
映画配給会社宣伝マン×ハリウッド俳優
シャレード文庫から出ている『映画館で逢いましょう』のスピンオフ。前作のお邪魔虫・采女と、前作の攻めの元彼・エリーのお話です。
『映画館で逢いましょう』は読んだんですが、どういうわけか感想は書いておらず(多分その時の気分)、内容をすっかり忘れています。すぐ忘れてしまうのはこれに限ったことではないんですが、読んでるうちに思い出して来たし、特に影響なく楽しめました。
スピンオフが他社から堂々と出るというのも面白いですね。
昔、采女が夢中になったエリーは、采女ではなく同僚の神尾(かみお・前作の攻め)に恋をしました。その後2人はつきあいはじめるものの、エリーはスターへの道を急速に昇り始め、神尾も自ら配給会社を興すべく、新しい路を歩み出したことで2人は疎遠に。
数年後、采女はエリーと再会しますが、その時は采女に恋人がいたため、采女の恋心が再燃することはなく、それ以来旧知の友人という関係です。
そして今回、エリーが出演映画のプロモーションのため来日。采女は配給会社の担当として、再び再会します。
簡単に言えば焼けぼっくいに火がついたという感じでしょうか?
美しく、一途で、純情なくせに気が強い・・・そんなエリーは采女の好みにドンピシャでしたが、現在の女王様ぶりは鼻につく。むしろ、エリーお付の鍼灸師くんの方がタイプなどと鼻の下を伸ばすのですが、実は傷つきやすく一途な内面を強気な言動で押し隠しているエリーの本質に気づくと、心は再び傾いていきます。
軽めで、強引男っぽい印象だった采女も、なかなかどうしていろんなこと考えてて(当たり前だけど)ちゃんとした人でしたよねぇ。昔好きだった男に挑発されて、本当に軽い男ならホイホイと寝てしまうだろうけど、そこで悩むというのも、真面目さの一部のような気がする。
有名なハリウッドスターになったのに、恋のために全てを捨てられる、そのくらい一途なエリーには、好感抱かなくてどうする?って感じでしたね。
前作ではあまりいい位置ではなかった2人だと思うんですけど、こっち側から見ないとわからないもんで(笑)。
神尾と采女のやりとりも、ライバルで恋敵でもあったわけだけど、それとは別にお互いを認め合う大人同士という感じがして良いです。
イラストが変わりましたので、神尾や國重(前作の受け)の顔は拝見できないんですけど、脇として、幸せそうな姿を見せてくれました。
ハリウッド俳優や、映画の裏話など、クリーニング屋さんのような身近感は感じませんでしたが、仕事面もわかりやすくちゃんと書かれていて、雰囲気が伝わってきました。
こちらはスピンオフがもう一作品あるそうです。
神尾の部下の恩田(おんだ)の予定だそうで。
映画配給会社宣伝マン×ハリウッド俳優
シャレード文庫から出ている『映画館で逢いましょう』のスピンオフ。前作のお邪魔虫・采女と、前作の攻めの元彼・エリーのお話です。
『映画館で逢いましょう』は読んだんですが、どういうわけか感想は書いておらず(多分その時の気分)、内容をすっかり忘れています。すぐ忘れてしまうのはこれに限ったことではないんですが、読んでるうちに思い出して来たし、特に影響なく楽しめました。
スピンオフが他社から堂々と出るというのも面白いですね。
昔、采女が夢中になったエリーは、采女ではなく同僚の神尾(かみお・前作の攻め)に恋をしました。その後2人はつきあいはじめるものの、エリーはスターへの道を急速に昇り始め、神尾も自ら配給会社を興すべく、新しい路を歩み出したことで2人は疎遠に。
数年後、采女はエリーと再会しますが、その時は采女に恋人がいたため、采女の恋心が再燃することはなく、それ以来旧知の友人という関係です。
そして今回、エリーが出演映画のプロモーションのため来日。采女は配給会社の担当として、再び再会します。
簡単に言えば焼けぼっくいに火がついたという感じでしょうか?
美しく、一途で、純情なくせに気が強い・・・そんなエリーは采女の好みにドンピシャでしたが、現在の女王様ぶりは鼻につく。むしろ、エリーお付の鍼灸師くんの方がタイプなどと鼻の下を伸ばすのですが、実は傷つきやすく一途な内面を強気な言動で押し隠しているエリーの本質に気づくと、心は再び傾いていきます。
軽めで、強引男っぽい印象だった采女も、なかなかどうしていろんなこと考えてて(当たり前だけど)ちゃんとした人でしたよねぇ。昔好きだった男に挑発されて、本当に軽い男ならホイホイと寝てしまうだろうけど、そこで悩むというのも、真面目さの一部のような気がする。
有名なハリウッドスターになったのに、恋のために全てを捨てられる、そのくらい一途なエリーには、好感抱かなくてどうする?って感じでしたね。
前作ではあまりいい位置ではなかった2人だと思うんですけど、こっち側から見ないとわからないもんで(笑)。
神尾と采女のやりとりも、ライバルで恋敵でもあったわけだけど、それとは別にお互いを認め合う大人同士という感じがして良いです。
イラストが変わりましたので、神尾や國重(前作の受け)の顔は拝見できないんですけど、脇として、幸せそうな姿を見せてくれました。
ハリウッド俳優や、映画の裏話など、クリーニング屋さんのような身近感は感じませんでしたが、仕事面もわかりやすくちゃんと書かれていて、雰囲気が伝わってきました。
こちらはスピンオフがもう一作品あるそうです。
神尾の部下の恩田(おんだ)の予定だそうで。
この記事へのコメント
私もこれは買ってすぐに読みました。前作覚えてなくても面白かったですよね。でも恩田の話がでる前に読み返しておきたいなあとは思ってます。それから「シンクロハート」面白かったです!ただ、もう少し犯人との対決を読みたかったかな?あと義月さんの新刊は正直う~んでした。ご指摘通り2000年頃同人誌で発表したものの改稿みたいです。何で今頃?それでも話が面白ければ問題ないですがちょっと印象が散漫で盛り上がりにも欠けた感じです。これでまた義月さん像が掴めなくなりました(泣)
長々書き込み失礼しました。ではまた~。
長々書き込み失礼しました。ではまた~。
こんばんは!
最近記憶力が怪しいせいで、読んだ本の内容もすぐに忘れます。
そんな私でも大丈夫な優しい一冊でした(笑)
前作を知っていれば、より楽しめるという感じですが、知らなくても展開に支障はないですよね。
「シンクロハート」はお気に召しました?
>犯人との対決
確かにこういう話だと、犯人との直接対決、危機一髪みたいな展開がヤマになることが多いですね。
それに比べるとアッサリしてたかな?
義月さんの新刊は今回は読んでいないんですが、微妙な感じみたいですね。
義月さんの書くキャラって、全然理解できなかったり、物凄く腹が立ったり、苛々させられることも多いんです。
なのに、気になってしまうんですよね。
なんか策略にハマってるのかしら(笑)
是非、かりんこさんに義月さん像を掴んでいただきたいです(笑)
最近記憶力が怪しいせいで、読んだ本の内容もすぐに忘れます。
そんな私でも大丈夫な優しい一冊でした(笑)
前作を知っていれば、より楽しめるという感じですが、知らなくても展開に支障はないですよね。
「シンクロハート」はお気に召しました?
>犯人との対決
確かにこういう話だと、犯人との直接対決、危機一髪みたいな展開がヤマになることが多いですね。
それに比べるとアッサリしてたかな?
義月さんの新刊は今回は読んでいないんですが、微妙な感じみたいですね。
義月さんの書くキャラって、全然理解できなかったり、物凄く腹が立ったり、苛々させられることも多いんです。
なのに、気になってしまうんですよね。
なんか策略にハマってるのかしら(笑)
是非、かりんこさんに義月さん像を掴んでいただきたいです(笑)
2007/11/10(土) 19:50 | URL | mimu #-[ 編集]
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