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487257852X真夜中に揺れる向日葵
高塔望生著 / 高峰顕イラスト
イースト・プレス
アズノベルズ2007-10

by G-Tools

ひき逃げ事故疑惑をめぐる厄介な依頼を受けた新米弁護士の津田は、調査のため辣腕と噂される一人の刑事に会ったのだが・・・。その男、深町は偶然にも数日前、津田が行きずりに抱かれた相手だった。
混乱する津田に、深町は協力の条件として肉体を要求する。
期間限定、交換条件の欲望・・・。次第に露になっていく事件の真相と深町の過去。
駆け引きと愛しさと・・・津田の胸に芽生えるものは・・・。

深町潤毅(ふかまちひろき)×津田真澄(つだますみ)
警部×新米弁護士

高塔さんの新刊です。・・・って今更か。
司法修習生時代の同期で検事になり仙台赴任となった落合(おちあい)と遠距離恋愛していた津田は、久しぶりに訪れた仙台で、落合に屈辱的な暴言を吐かれ、「別れる」と告げて東京へ戻ってきます。
その足で行ったバーで自棄酒を飲んでいた津田に声をかけてきたのが一人の男・深町です。
深町に誘われるまま津田はホテルで深町に抱かれるのですが、自己嫌悪に駆られた津田は、深町が眠っている間に逃げ帰ってしまいます。
その後、新米弁護士の津田が引き受けることになったひき逃げの疑われる交通事故の件で協力を仰ぐため出向いた警視庁で、深町と再会します。

一夜の相手と再会して、その後云々・・・というよくあるお話。
津田が引き受けた案件は、遺体に不自然な傷がありながら病死と判断されたことを不審に思った遺族の依頼で、「病死」なのか「ひき逃げ」なのか、ひき逃げだとしたら犯人は誰なのか・・という事件を追いながら進みます。

津田は、冒頭で元恋人の落合に、「ヤルためだけに仙台にくる」「取りえは顔と身体だけ」「真面目な顔して実は淫乱」と言われ、心が大きく傷ついてしまいます。
そこへ、深町に声をかけられ「一夜の情事」の相手として誘われたことも自己卑下に拍車をかけ、さらに、再会して、協力する代わりに身体を代償に求められたことで、ますます頑なになってしまうのです。

しかし、深町の本音は実にわかりやすく、ラストで明かされるまでもなく津田にひと目惚れしてるのは伝わってきます。惚れているのも心配しているのも深町の真摯な気持ちからなんですが、自分の価値を見失っている津田には全然伝わらず、心が通じ合うまで、じれったかったですね。
元恋人にあそこまでひどいことを言われれば疑心暗鬼になるのもよくわかり、津田の気持ちも理解できる。

ところが、津田が深町を好きになる過程・・・というか、「愛してしまった」と津田が自覚した時、「え、いつの間に?」と気持ちの変化が掴みづらかった気がしました。
深町を拒否しようとする気持ちからそれが愛情へ変化する大きなきっかけは、それまでにはなかったように思うし、たとえば些細な心が揺れるような出来事とかも・・・目立ったものは見当たらないので、「いつの間にか」というのが正に正しいのかと思うんですけど。

どちらかというと事件捜査の方に重点が置かれていて、そちらを追っていく過程は結構楽しめました。そのせいで、ちょっと恋愛面に割く範囲が少なくなってしまったのかなぁ~とも思います。
気持ちが通じ合った2人は恥ずかしいほど熱々ラブラブなので、読後感は大変甘かったです。
コメント
この記事へのコメント
こんばんは~みむさん!

あれ?高塔さんの新刊・・GETしてなかったかな?
リストのメモには・・・書いてない・・って事は、見落とした?
事件捜査の面白さと、その後のラブラブと2度楽しめるのですね?
そっか・・・次回、お願いするかもです・・(笑)
2007/11/25(日) 03:04 | URL | 水月 #/fVvPWuA[ 編集]
>水月さん
こんにちは~!

これは買っていませんでしたか?
事件を追いながら恋愛も盛り上がる・・・というヤツです。
なかなか真意が伝わらないのでじれったさも楽しめる?(笑)
どうぞ次回リクエストしてください~!
2007/11/25(日) 06:40 | URL | mimu #-[ 編集]
こんにちは、mimuさん。

高塔さんは昔からファンなのですが、某出版社がなくなってからなかなかお話が読めなかったので久々に読めて嬉しかったです。

設定は本当に「よくある」設定でしたが、雰囲気はやはり高塔さん、アダルトだったと思います。

受けの気持ちがガチガチに硬くなっていたので、なかなかじれったかったですね。

高塔さん、このあともどんどん書いてくれると嬉しいなと思います。

TB、よろしくお願いします。
2007/11/26(月) 13:52 | URL | 桃 #-[ 編集]
>桃さん
こんにちは~!

年齢設定も30~35くらいと高めですし、ちゃんと仕事してる感じがして良かったですね。
あれだけひどいことを言われてしまえば自己卑下してしまったり、そう思われてるのではと疑心暗鬼になったりしても仕方ないと思うんですよ。
でも、そのせいでなかなか相手を信用できないのは、やはりじれったかったですね。
攻めの気持ちはわかるだけに、「早く本意が伝わらないかな~」と思ってました。
伝わったあとは、ゲロ甘でしたけど(笑)


TBありがとうございます~!
後ほどお邪魔に参ります。
2007/11/26(月) 16:00 | URL | mimu #-[ 編集]
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真夜中に揺れる向日葵 (AZ NOVELS)高塔望生著。アズノベルズ交通部・刑事×新米弁護士です。大ファンの作家さんなのに某出版社が倒産してからなかなかお目にかかることが出来なくなって、今回も首を長くして待っていました。高塔さんのサイトで発売を知って慌ててポチり....
2007/11/26(月) 13:54:56 | 桃の楽園