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4344811577その純情を暴け
李丘那岐著 / 九跨イラスト
幻冬舎コミックス
ルチル文庫2007-11

by G-Tools

大好きな兄・渡木阪鋭が緋賀颯洵と恋人同士になって納得のいかない鈴原亮は、現在若頭預かりの身。下っ端として嫌がらせされながら働く毎日も、仕事帰りに鋭の店で鋭の料理を食べれば機嫌が直る。
しかし店には必ず颯洵が。食ってかかる亮を兄たちと親しげな医師・藍川圭吾は優しく見つめる。
ある日、病院を訪ねた亮は藍川と身体を繋ぐが……!?(
藍川圭吾(あいかわけいご・35歳)×鈴原亮(すずはらりょう・20歳)
医師×緋賀組下っ端組員

前作『この愛を喰らえ』のスピンオフです。
前作の主人公、鋭の異母弟・亮が主人公。
前作では、組を潰した兄に敵意を燃やしトラブルメーカーだった亮ですが、それも兄への愛ゆえ。
しかしいったいどんな子なのか前作ではあんまり想像できませんでしたが、今回亮視点で気持ちが明かされるため、その辺はちょっとわかったかな。
わかった上でも決して『大人』の思考とは思えないけれど、20歳という年相応の中途半端さや迷いと思えるし、“大きくなりたい”という向上心もちゃんとあって、寧ろ等身大の20歳という感じがして、イヤな印象は全然ありませんでしたね。

前作で、異母兄・鋭(えい)の恋人で緋賀組若頭の颯洵(そうじゅん)を刺してしまい、現在若頭預かりの身となってしまった亮。トイレ掃除や使いっ走りばかりさせられて、不満の募る日々を過ごしています。
そんな中、鋭の店『とし旬』の客である藍川と顔見知りになります。

藍川と亮は年の差カップルですが、藍川以外でも、颯洵、鋭と、周りは皆30前後で、大人。ただの大人ではなく、それぞれ癖はあるものの、それぞれに大きい大人たちです。生意気を言ったり、突っ張って、いくら亮が粋がっても全然太刀打ちできない。
そんな中でグルグルして、兄を押し倒して叱りつけられてしまうなど、とても未熟さが目立つんですが、向上心が見えるからかなぁ・・・やり方はまだうまくできなくても、「頑張ろうとして迷っている」青年という感じがするんですね。

医師になって、組長になった兄を支えることが夢だった亮ですが、その夢は途中で潰えてしまいました。
そのせいか藍川が医師と知ると、ちょっとした憧憬の念が生まれるんですが、この藍川が癖のあるよくわからない人で(笑)。 亮は反発心でいっぱいになります。
飄々としていてどことなく軽々しく、藍川はなかなか真意を見せないんですが、実は重い過去を背負っていて・・・ということがわかると、理解しやすくなります。
気持ちを明かしてしまったあとは・・・・なんというか、ゲロ甘で執着心の強い、鬼畜な人なのですね(笑)

下っ端仕事に腐り、なかなか出口の見えない亮に、颯洵は「耳も目も使え」と言います。
そして亮なりにそうして見た結果、あるヤマを探り当ててしまう。決着は颯洵に助けられてしまうのですが、変に大きな成果など挙げるより現在の亮らしく、発展途上なりに未来がありそうに思えますね。

お兄ちゃんの鋭も脇で登場していますが、脇に回るとますます素敵でした。その大きさがよくわかる。
こちらも面白かったですが、“和服オトコマエ受け・鋭”の方が、やっぱり好きだな。だけど、実は颯洵(攻)は、私、あんまりよくわかんないんですよね(笑)
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