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4813011616水底の月
椎崎 夕著 / 高階 佑イラスト
大洋図書
SHYノベルズ2007-10-18

by G-Tools

最初から叶うはずのない恋だった――。
老舗遊郭・三浦屋の深月は、ある秘密を守るため、男でありながら遊女として育てられてきた。
「外」の世界を知らず従順に日々を過ごしていた深月は、楼主の命で「島」へ渡ることになる。
そこで出会ったのは異国船の船長・コンラートだった。深月をからかっては面白がるコンラートにやがて深月は惹かれていく。
だが、同時に、それまでなんの疑問も抱いていなかった自分の立場がどうしようもなく苦しくなり・・・!?

コンラート×深月(みつき)
異国船の船長×遊女(男)
深月は数えで18。コンラートは推定20代後半~30代前半くらいかなぁ?
遊郭物で、お話の背景や舞台設定は近世日本・・・ということですが、ほぼ架空と言っていいと思います。

深月が男でありながら「遊女」をしているのは、深月の身形に隠さねばならないある秘密があることと、母親が遊女で、母亡きあと遊郭でひっそりと育てられたということなどが関係しています。その秘密のため、深月はその存在さえ人目につかないように表に出ることも禁じられて、人に会うこともごく一部の人に限られ、客を取るのはもちろん夜、行灯だけを灯した暗い部屋でのみ。
たいてい遊郭町には塀がめぐらされていて、外とを繋ぐ大門があり、遊女は門まで客を見送って行ったりするわけですが、深月にはそれも許されていません。
幼い頃からそうして育ってきたので、深月自身はそれほど不服に思うことはないのですが。

そんなある日「島」から深月にお呼びがかかります。
「島」には船で貿易のために渡ってきた異国人が滞在する住居や、窓口となる商館などがあり、そこにいるのはほとんどが異国人で、「島」から彼らが出ることはできません。
日本人が住むところは「島」に対して「陸」で、陸からは身元のはっきりした、仕事のある男しか島には渡れませんし、女は、「遊女」しか行かれないことになっています。
その「島」に商船で到着した船長コンラートが、「男」を寄こせといったため、男でありながら「遊女」でもある深月が呼ばれることになったのでした。
初めて見る「外」に、初めて会う髪も目の色も日本人とは違う異国人。秘密を守るため、「島」でさえほとんどコンラートの家から外に出ることはないのですが、閉鎖された環境で過ごしてきた深月がコンラートに惹かれていくのはもう明らか。

椎崎さんなので「健気」「切なさ」はもうお得意。
遊郭物は結構読んでいるので、望まない身請け話があったり、いいつけに背くと鞭で打たれたり、身分違いに悩んだり、遊女につきものの切なさには結構慣れているんですが、ラスト近くではジワッとさせられてしまいました。
さすが椎崎さん。

高階さんのイラスト効果は否定できないですが、昨日の椎崎さんよりはこっちが好き。
ラストで髪を切って男の子の格好になった深月のイラストが見られたら良かった気もするけれど・・・高階さんの、綺麗な日本髪の女性姿(男だけど)の絵も眼福でございました。
コメント
この記事へのコメント
こんばんは~みむさん!

これ、何故か手元にあります(笑)
多分、イラストが高階さんだったので内容を確認せずに予約したのだと思いますが・・・だ・・大丈夫かな?遊郭もので、お相手が外人って・・苦手設定じゃないですか~!
でも、頑張って読もう!
2007/12/07(金) 02:43 | URL | 水月 #/fVvPWuA[ 編集]
>水月さん
こんにちは~!

あそこだと内容までは確認できないですもんね。
タイトルも見ただけじゃ「遊郭」ってわからないし。
先日の榎田さんもですけど、SHYでは遊郭競演シリーズをやってますので、これからも意外な作家さんが遊郭・・・なんてこともあるかもしれないですよ。
ともあれ、せっかくですから読んで下さい~!(笑)
2007/12/07(金) 08:26 | URL | mimu #-[ 編集]
あ、逆だ。
こんにちは~。
mimuさんはこちらの方がお好きなんですね。私は遊廓ものはダメなのでそれだけで点数辛かったです、これ。ちなみに私の椎崎さんベストは「年下の男」で「弟の親友」は次点です。
2007/12/07(金) 21:13 | URL | かりんこ #-[ 編集]
>かりんこさん
こんにちは!

私も遊郭が特別好きなわけじゃなくて「別に嫌いじゃない」程度です(笑)
抵抗ないから普通に読めちゃうんですけどね。
アラブと同じでパターン化してるとは思いますね。
「年下の男」もじれったいお話でしたよね~。
“年下攻め”は好物なので、これも好きですよ!
でも一番と言ったらやはり「弟の親友」(笑)。
2007/12/08(土) 16:55 | URL | mimu #-[ 編集]
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