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BL読書感想日記※※※ 詳しくはカテゴリーの「このブログについて」をご覧下さい。

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4883863360美しいこと(上)
木原音瀬著 / 日高ショーコイラスト
蒼竜社
ホリーノベルズ2007-11-21

by G-Tools

松岡洋介は週に1度、美しく女装して街に出かけ、男達の視線を集めて楽しんでいた。
ある日、女の姿でナンパされ、散々な目に遭い途方に暮れていた松岡を優しく助けてくれた男がいた。同じ会社で働く、不器用、トロイと評判の冴えない男、寛末だった。
女と誤解されたまま寛末と会ううちに、松岡は「好きだ」と告白される。
松岡は、女としてはもう会わないと決心するが・・・。

4883863433美しいこと(下)
木原音瀬著 / 日高ショーコイラスト
蒼竜社
ホリーノベルズ2008-01-29

by G-Tools

松岡が気になる感情が、友情なのか恋なのかを知りたい。そう感じた寛末は松岡と頻繁に会うようになる。
寛末にとって、明るくて楽しい松岡と過ごす時間はとても居心地がよかったが、その一方で、仕事ができて社交的、女性にもモテる松岡が、どうしてこんな自分を好きなのかと卑屈にも感じていて・・・。
そんな折、社内で大きな人事異動があり・・・。
寛末基文(ひろすえもとふみ・33~34歳)×松岡洋介(まつおかようすけ・28~29歳)
会社の同僚。

「上下巻」揃ったのでやっと読みました。
揃えて読んで良かった(笑)。
上下巻で、松岡視点の「美しいこと」と寛末視点の「愛しいこと」に別れています。
下巻に入ってる「美しいこと下」は、「上」に入れても良かったんじゃないですかね。

ストレスから、何の気なしに元彼女が部屋に置いていった化粧品を使ってみたのをキッカケに、松岡は“女装”してストレス解消をすることに目覚めてしまいます。
ある日、女装して街に出た松岡は、ナンパされてうっかり酔いつぶれてしまい、散々な目にあって街角で雨に濡れていたところを、一人の男に助けられます。
その男・寛末は、部署は違うものの同じ会社に勤めており、寛末よりも年下の上司から「使えない、トロい、顔も見たくない」とこき下ろされている男でした。

お金も靴もない松岡に自分の靴を履かせ、お金を渡してタクシーに乗せてくれた寛末。
松岡は再び女装して、寛末に会い、お礼をしようと考えます。
松岡はそれで終わりにするつもりでしたが、寛末からメールアドレスを聞かれ、戸惑いながらも教えたことをきっかけに、松岡を“女”と思い込んでいる寛末とのつきあいが続いていくことになってしまいます。
そして嘘をついたまま、松岡は寛末の人柄に惹かれ、寛末からも熱烈な求愛をされることになってしまう。

何度もつきあいをやめようとしても、寛末を好きになってしまった松岡は完全に寛末を切ることができません。
そして、寛末の「どんな姿でも愛している」という言葉を信じ、真実を告白するのですが、寛末から返ってきたのは戸惑いと激しい拒絶でした。


今までないほどの愛情を感じ、結婚まで考えていた女性に「実は男です」と言われた衝撃。
それはもう尋常ではないと思うんですよ。
いくら「どんな姿でも」とは言っても、性別の違いは別次元のことだと思う。
もし私が結婚まで考えるほど好きな男性に「実は女です」と言われたら、申し訳ないけど、ホントに申し訳ないけど、恋愛を継続することはできないです。
だから寛末の反応は致し方ないと思えたし、「どんな姿でも、と言ったのに」と言う松岡は理不尽だし、言っちゃなんだが逆ギレだと思った(笑)。

ところが、一旦拒否したあとの寛末がいけません・・・。
拒否したなら拒否したままでいるのが正しい姿ですが、それだと話が終わってしまいます。それはわかるけれど、期待させちゃ~拒絶、また期待させちゃ~やっぱ駄目、では、相手に対して失礼でヒドすぎます。
男であることを理由に拒絶したまでは理解できましたが、そのあと松岡のことをまるで考えていないような振り回し方は、ありえないと思った。
本当に松岡可哀相でしたね。

最初は寛末の情けない姿や不器用なところを可愛いと感じる松岡の気持ちに同調しました。ヘタレ、好きですから。
でも、「下巻」に到って、この優柔不断さや、トロさは、『害悪』だと思いましたよ。最初に感じた寛末の良さがわからなくなっちゃいましたね。

けれど、寛末は好きだと自覚するとかなりベタ甘で優しくなるタイプのようだし、一見気の強そうな松岡も、好きな人の「好き」行動には、真っ赤になっちゃうほど乙女さんなので、両思いになったこのあとは、相当なベタベタカップルになりそうな感じです。
そう思えるのが救い(笑)。
ただ、デキる男である松岡に対して、デキない男である寛末が感じたコンプレックスは払拭できるんでしょうか。そこがちょっと心配かな。
木原さんの脳内にあるという「同棲中の、犬も食わないバカップル」な二人を見てみたいですね。それを見ないと安心できない(笑)。
コメント
この記事へのコメント
こんにちは
mimuさんはまとめて読んだんですね。私もそれが正解だと思います。でも小冊子が届いたらまとめて読み返すからいいんです…(T_T)上と下それぞれで感想書いてますが、大体mimuさんと同じですね。寛末の最悪ぶりはやはり木原さんって感じではありますよね。
2008/02/03(日) 19:15 | URL | かりんこ #-[ 編集]
こんばんは~みむさん!

あら、このお話って・・そういう内容だったんですね~!!
ありゃりゃ?!(笑)
何用の確認せずに、木原さんということで予約した私・・・(笑)
でも、それはそれで面白い設定なのかもですね~!
早く、読んでみたい気になりましたが・・・いつ読める事やら?(泣)
2008/02/04(月) 02:04 | URL | 水月 #/fVvPWuA[ 編集]
>かりんこさん
こんにちは、かりんこさん。

意識して上下巻いっぺんに読もうとしたというより、“木原さん”なので覚悟を決めてから読もうと思っていたら時期を逃し、いっそのこと下まで待とう・・・となっただけなんですけどネ(笑)

個人的には、恋愛で「好きになれるかも・・・でもダメかも・・・」って考えてる時点で駄目だろうって思うんです。
人はわかりませんが、私はそういう点ハッキリしてるから余計に(笑)。

BLにおいてはどんなにヒドイ男でも、一抹の救いがあったりするもんですが、木原さんだからそれは期待できませんでしたねー。
ああ、小冊子!
忘れるところでした。
しっかり送っておかねば。
2008/02/04(月) 06:13 | URL | mimu #-[ 編集]
>水月さん
こんにちは、水月さん。

水月さんは女装とか駄目でしたよね。
でも『女装』はお話の中で確かに大きなポイントですが、メインはそれじゃないので、あまり囚われない方がいいですよ。
そんなことより、言いたいこと気になることが他にたくさん出てくるから(笑)
切なくて苦しい恋に浸って下さい。
2008/02/04(月) 06:16 | URL | mimu #-[ 編集]
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