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4877245979神官は王を恋い慕う
吉田珠姫著 / 高永ひなこイラスト
海王社
ガッシュ文庫2007-12

by G-Tools

羅剛王との婚礼の儀を控えた冴紗は悩んでいた。羅剛王は、こんな自分で満足しているのか・・・と。男でありながら王を守れず、しかも子供も産めぬ。ことあるごとに「おまえは色事にうとい」と言う羅剛のために、冴紗は、せめてもっと房事を学ばなければならないと思い立つ。
そんな折、羅剛と冴紗の婚礼で沸き立つ国内の騒ぎに乗じ、隣国が姦計をめぐらせる――。
ふたりの婚礼は、無事に執り行われるのか!?
羅剛(らごう・23歳)×冴紗(さしゃ・19歳)

「神官と王」シリーズ第三弾です。
もう冒頭から可笑しくてしょうがありません。仰々しい言い回し、羅剛の変態セクハラ王ぶりに、冴紗の天然っぷり。
冴紗を暑苦しいほどに愛している羅剛の口ぶりは、23の若者じゃないよ(笑)。ひひ爺度がさらにパワーアップしてます。
けなしてるわけじゃなくて、褒めてます。大好きなので。

婚礼を間近に控え、冴紗はなんというか・・・マリッジブルーとでもいいますか。
羅剛王を愛する余り、自分は相応しくないのではないか・・・と悩んでいます。羅剛王はお優しいから、情けをかけて下さっているだけではないかとか。
あんなに鬱陶しいほど冴紗に夢中なのに、いまだに疑われては、なんだか羅剛かわいそうな気もします。
冴紗の悩みは巡り巡って、閨での羅剛の「おまえは色事にうとい」という言葉に、羅剛のために、もっと房事を学ばなければならないと思いつめる。「色事にうとい」は、そんなウブな冴紗が可愛くてしかたないからこそ出るからかいの言葉なのですが、色事どころか世事全般にうとい冴紗には通じないのですね。

そんな折、羅剛がヤボ用で城を開けている間に、冴紗は羅剛に内緒で、変装をして母の墓を訪ねます。
婚礼に間に合うようにすぐに戻るつもりでしたが、帰路の途中、冴紗は飛竜の上から、国の宝である「飛竜卵」を運び出す盗人を見つけてしまいます。
飛竜に伝言を託し、冴紗は国のため、羅剛王のために、竜卵を見張ることにします。しかし、冴紗はそれこそ深窓の君ですから・・・あれよあれよと危機に(笑)。

もちろん羅剛が颯爽とカッコよく登場し、器のデカさ、辺り憚らぬ冴紗への愛を惜しげもなく晒して助けてくれるのですが。
愛情を、国民だろうと他国の王族の前だろうと、堂々と宣言してしまう冴紗への狂乱ぶりが羅剛の素敵さでもあるんですが、房事まで一目憚らないところは、冴紗にはちょっと可哀相(笑)。

今回は冴紗視点でしたが、冴紗が行方不明になってる間の羅剛がどんなだったか、そっちが読めたらさぞ面白かったろうと思います。無精ひげで憔悴し、目だけはギラギラさせて、きっと「冴紗、冴紗」と咆哮しながら、鬼のような形相で周りをさぞビビらせたことでしょう。

まだ続きがありそうらしいですね。
二人が新婚さんともなれば、この恥ずかしいかけあいは、どこまでパワーアップするんだろう。
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