![]() | 天女の眠る庭 鳩村衣杏著 / 朝南かつみイラスト 幻冬舎コミックス リンクスロマンス2008-01 by G-Tools |
硬質な美貌の医師・天宮嶺一郎は、画家を志していた恋人を亡くしてから、心を閉ざして生きていた。そんな嶺一郎に精悍な風貌の日本画家・陣ノ内閑がモデルを依頼してくる。
繊細な絵からは想像できないほど傲慢な陣ノ内。強引な抱擁と共に口説かれた嶺一郎は、男の包容力と強さを見せ付けられ心を乱される。
だが恋人の死の原因が自分にあったのではないかという疑念に苛まれていた嶺一郎は、陣ノ内に惹かれる己の想いに苦しみ、彼を拒絶してしまい・・・。
繊細な絵からは想像できないほど傲慢な陣ノ内。強引な抱擁と共に口説かれた嶺一郎は、男の包容力と強さを見せ付けられ心を乱される。
だが恋人の死の原因が自分にあったのではないかという疑念に苛まれていた嶺一郎は、陣ノ内に惹かれる己の想いに苦しみ、彼を拒絶してしまい・・・。
陣ノ内閑(じんのうちしずか・31歳)×天宮嶺一郎(あまみやれいいちろう・29歳)
日本画家×個人病院院長
「天女の衣の脱がし方」
「天女の眠る庭」の二編。両方とも雑誌掲載を改題、改稿。
高校時代、美術の教師と初めての恋に落ちた嶺一郎ですが、相手はスケッチ旅行中、事故で急死してしまいます。
自殺ではないかと囁かれたその死に、出かける間際素直でない言葉を投げつけてしまった嶺一郎は後悔し、傷は癒えないまま10年が経ってしまいました。
医師となった現在は、父の跡を継ぎ天宮医院で仕事をしていますが、ある日、ハーフで日本画家の陣ノ内が訪ねてきます。
「俺の思い描いていた天女だ」と、モデルを依頼される嶺一郎。初恋の傷のせいで、画家に拒否感を感じる嶺一郎は断りますが、同席していた義母の勧めで断りきれずに引き受けることになってしまう。
やがて、本気で嶺一郎に好意を持った陣ノ内から、ストレートなアプローチを受けますが、頑なに拒絶しながらも、嶺一郎の心は陣ノ内に惹かれていきます。
トラウマ持ちの美人受を、強引にストレートに落とそうとする攻、というお話で、そんなに目新しい展開ではありませんでした。
『天女』を絡めたところがちょっと良い感じだったかな。
本のあらすじは陣ノ内を「傲慢」と評していますが、傲慢な押しでグイグイ食い込んで、勢いで浚っていくような、そんな風ではありませんでした。
ある種の強引さはあるけれど、亡くなった男に嫉妬したり迷いを感じたり、そういうところがある方が、親しみは感じますよね。
新しい恋に踏み出すのにもいろいろ考えてしまう嶺一郎もですが、二人とも不器用で、でも相手のことをとても想っているというのが、「真面目」でいいと思う。
無難に読め、そこそこ面白いのですが、深いところまでは届かない、そんな感じだったかなぁ~。
今思い出してみても好きなタイプなはずなんだけど。
芸術家のこだわりや、嶺一郎のこだわりがイマイチすっきり理解できなかったのは私の不徳のせい。これを読んだとき、二人の気持ちを深く理解しようと脳が働いていなかったのを自覚していましたので(笑)
疲れてたんだと思います。
日本画家×個人病院院長
「天女の衣の脱がし方」
「天女の眠る庭」の二編。両方とも雑誌掲載を改題、改稿。
高校時代、美術の教師と初めての恋に落ちた嶺一郎ですが、相手はスケッチ旅行中、事故で急死してしまいます。
自殺ではないかと囁かれたその死に、出かける間際素直でない言葉を投げつけてしまった嶺一郎は後悔し、傷は癒えないまま10年が経ってしまいました。
医師となった現在は、父の跡を継ぎ天宮医院で仕事をしていますが、ある日、ハーフで日本画家の陣ノ内が訪ねてきます。
「俺の思い描いていた天女だ」と、モデルを依頼される嶺一郎。初恋の傷のせいで、画家に拒否感を感じる嶺一郎は断りますが、同席していた義母の勧めで断りきれずに引き受けることになってしまう。
やがて、本気で嶺一郎に好意を持った陣ノ内から、ストレートなアプローチを受けますが、頑なに拒絶しながらも、嶺一郎の心は陣ノ内に惹かれていきます。
トラウマ持ちの美人受を、強引にストレートに落とそうとする攻、というお話で、そんなに目新しい展開ではありませんでした。
『天女』を絡めたところがちょっと良い感じだったかな。
本のあらすじは陣ノ内を「傲慢」と評していますが、傲慢な押しでグイグイ食い込んで、勢いで浚っていくような、そんな風ではありませんでした。
ある種の強引さはあるけれど、亡くなった男に嫉妬したり迷いを感じたり、そういうところがある方が、親しみは感じますよね。
新しい恋に踏み出すのにもいろいろ考えてしまう嶺一郎もですが、二人とも不器用で、でも相手のことをとても想っているというのが、「真面目」でいいと思う。
無難に読め、そこそこ面白いのですが、深いところまでは届かない、そんな感じだったかなぁ~。
今思い出してみても好きなタイプなはずなんだけど。
芸術家のこだわりや、嶺一郎のこだわりがイマイチすっきり理解できなかったのは私の不徳のせい。これを読んだとき、二人の気持ちを深く理解しようと脳が働いていなかったのを自覚していましたので(笑)
疲れてたんだと思います。
この記事へのコメント
こんにちは、mimuさん。
アダルト好きな私にとってかなりドツボのお話でした。
特に攻めが受けにベタ惚れなとこがいいですね~vv
過去に囚われている受け君の殻を破っていく強引攻め。それを天女の羽衣に例えてあるところが情緒的な感じがしました。
>疲れてたんだと思います。
ありゃゃ、mimuさん、何に疲れていたんでしょうね(笑)。
確かにその時の気持ちの持ち方で、お話も随分違って見えるかもですね。
TB、宜しくお願いします。
アダルト好きな私にとってかなりドツボのお話でした。
特に攻めが受けにベタ惚れなとこがいいですね~vv
過去に囚われている受け君の殻を破っていく強引攻め。それを天女の羽衣に例えてあるところが情緒的な感じがしました。
>疲れてたんだと思います。
ありゃゃ、mimuさん、何に疲れていたんでしょうね(笑)。
確かにその時の気持ちの持ち方で、お話も随分違って見えるかもですね。
TB、宜しくお願いします。
こんにちは、桃さん。
私も好きなタイプのお話のはずなんですけどね~(笑)
『羽衣』の例えもいいなと思ったし、二人とも斜に構えたところのない、いい意味での『真面目さ』も好きだったんですよ。
何に疲れていたのかわからないのですが(笑)、どうも情緒的なものを受け止めたり浸る状態ではなかったように思います。
ロマンティックな気分の時に読めばまた違ったかも?(笑)
TBありがとうございました~!
こちらからもお邪魔しますねv
私も好きなタイプのお話のはずなんですけどね~(笑)
『羽衣』の例えもいいなと思ったし、二人とも斜に構えたところのない、いい意味での『真面目さ』も好きだったんですよ。
何に疲れていたのかわからないのですが(笑)、どうも情緒的なものを受け止めたり浸る状態ではなかったように思います。
ロマンティックな気分の時に読めばまた違ったかも?(笑)
TBありがとうございました~!
こちらからもお邪魔しますねv
2008/02/28(木) 08:27 | URL | mimu #-[ 編集]
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