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BL読書感想日記※※※ 詳しくはカテゴリーの「このブログについて」をご覧下さい。

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4813011667ライク・ファーザー・ライク・サン
英田サキ / ヤマダサクラコ
大洋図書
SHYノベルズ2008-01-30

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高校3年生の相崎志真は、隣の家に暮らす幼馴染み・昂の父親であり、人気脚本家である灰島康征に恋いをしている。
だが、康征は男女問わず万年入れ食い男のくせに、志真のことはまるで娘(!?)のように可愛がり、いつまでも子供扱いだ。
父親代わりなんて必要ないのに!!
酔っ払った康征からキスされ喜んだのも束の間、相手を間違えたと謝られてしまう。
康征の態度に傷ついた志真は、自分にも男の恋人がいると嘘をついてしまうのだが・・・
年の差20歳、この恋いの結末は!?
灰島康征(はいじまこうせい・38歳)×相崎志真(あいざきしま・18歳)
脚本家×高校3年生


志真は「隣の家の息子」ではあるけれど、離婚して息子と二人暮らしの脚本家・灰島康征の家に出入りして、一家の家事全般を引き受けている。
志真の同級生で幼馴染の康征の息子・昴(すばる)は、下半身のだらしない、頭のネジの足りないハンサム青年で(性格はいい)、志真にベッタリ甘えていて、康征も、その生活全般において志真に完全に依存しています。
幼い頃、志真の両親は離婚していて現在は母と二人暮らし。昴とは兄弟のようにして育ち、康征は志真の父親代わりの存在でもあった。
灰島家にとっても志真はもう一人の息子であり、3人はいわゆる擬似家族。

しかし、そんな中志真は、康征に、ずっと秘密の恋をしています。20歳も年上で、おそらく自分のことは“息子”のようにしか思っていないだろう相手。
どうせ叶うわけがない・・・と思うのは当然、想いは秘めたままでいますが、志真の気持ちに気づいている昴や元妻に背中を押され、玉砕覚悟で告白をしようとしたのに、なりゆきで嘘をついてしまい告白は未遂に終わってしまう。
そうこうするうちにも、志真の母の再婚、康征の遊び相手の自殺未遂、昴の彼女の妊娠騒動など、問題が持ち上がってきます。


コメディですね。
志真が灰島家に入り込んで家事をしたり、父息子を自在に操る様は、『小さなお母さん』のようで、ホームドラマを見ているみたいだ。
ただ、灰島家の面々は、康征も昴も元妻も普通ではない人たちなので、完全に「ほのぼの」しているわけにはいかないのだけど。

昴の下半身の緩さも、それで将来を心配した元母が息子に施したというパイプカットも、あまりにありえないので現実感も薄くなっちゃって、反応鈍くなってしまいました(笑)。
作り物だから、もうなんだっていいんじゃ~んという感じで、そういう点では楽しめた娯楽作品でした。
手術する前に、性格を鍛えなおせとか矯正しなおせとか躾けなおせとか出家させろとか、思考が常識方向に向いてしまうと、作品の受け止め方が別のものになってしまう気がする。
冷静に考えたら、普通でなさ過ぎる人ばっかり出てる話だしね。

オヤジは大好きなんですけど、この康征はちょっと引っかかる。
ラストの告白がどうも信用できないんですよね(笑)。
自分の気持ちに気づくこの展開も唐突だと思うけど、このオヤジはタチ悪い。
コメント
この記事へのコメント
こんばんは~みむさん!

英田先生の作品だということで、予約し、手元にありますが・・・
年の差20歳ですか~!!
高校生とオヤジカップル?
わ・・私に受け止められるかしらん?
でも、コメディって初めから構えて読めばOKかな?
う~ん・・・
2008/03/01(土) 01:43 | URL | 水月 #/fVvPWuA[ 編集]
>水月さん
こんにちは、水月さん。

年齢差大きいですね~。
あ、水月さん、「年齢差」駄目でしたっけ?
出てくる人もハチャメチャだし、「コメディだ」と思って読んだ方が楽しめると思いますよ。
生真面目に読むと、腹が立つし、ついていけないかもしれません。
「エス」や「夜~」みたいなのを期待しない方がいいと思います~。
2008/03/01(土) 06:44 | URL | mimu #-[ 編集]
こんにちは!mimuさん。
久しぶりにTB頂きにあがりました。
私の記事はもう1ヶ月近くも前の上に、内容もアレな感じなのですが、どうぞよしなに。

>手術する前に、性格を鍛えなおせとか矯正しなおせとか躾けなおせとか出家させろとか、思考が常識方向に向いてしまうと、作品の受け止め方が別のものになってしまう気がする。

そ…そうだったのか…。
矯正とか躾とか、出家させる方が一般的で常識的な判断なのね。
私はこの項目がソレほど問題視されるとは思っていなかったので、周囲の反応にびっくりしました。
どういう処断だと他の読者にも良心的に受け止められるのかなあ、ってすごく考えてしまいまして…。
矯正措置(洗脳)だとか、何処かに幽閉だとか、そんなコトしか考えられなかったのですよね。
アプリオリに(性)教育が機能しない相手が、つつがなく社会生(性)活を送る方法って、難しいテーマだなあ…突き詰めると、個々の生殖倫理観とか、宗教観に関わってくる問題で、絶対的な正解って無いような気がするんだけど。
まあ、私が子をなしたこと無いからこんなアホなコトを考えてしまうのだと言われれば、それまでの話なのですが。
とまれ、この作品は限りなくブラックなコメディなので、そこまで深く考えても仕方ない気もするんですけどね。

ではでは!
2008/03/01(土) 12:57 | URL | tatsuki #1AqkR7Yg[ 編集]
>tatsukiさん
こんにちは、tatsukiさん。

>手術する前に、性格を鍛えなおせとか矯正しなおせとか躾けなおせとか出家させろとか

矯正やしつけや出家が正しいと思っているわけではありませんよ。

ただ、本人に無断でパイプカットはあまりしないだろうし、するとしても、その前にできることはするだろうし、最終的な手段であっても話し合うだろうと思いますが。
それが洗脳であっても幽閉であっても。

>個々の生殖倫理観とか、宗教観に関わってくる問題

確かに一般的にはそれとして個々に認められてしかるべきでありますから、それが自分の子供となれば、親としては、その子にとって生きやすい形になるために、と思うのではないかな。
それがいつもいい方向に向かうとは限りませんが、たとえ理解できずにぶつかったとしても、少なくとも本人に黙って・・・ということはないと個人的には思います。

ただ感想にも書きましたが私個人はコメディとして読みましたので、特にこの件に拘ったわけではありません。
「ありえねぇ」とは思いましたが、乱暴に言えばどいつもこいつも有り得ないので、架空の娯楽作品として楽しみました。

TBありがとうございました。
2008/03/01(土) 18:20 | URL | mimu #-[ 編集]
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えーとですね、実は残念ながら本日もオススメではありません…贔屓の英田さんなのにネ(笑)。実は、著者の“意欲作”だったとは思うのです...
2008/03/01(土) 12:40:20 | la aqua vita