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4576072382ゴールデン・アワーズ・ショウ
山田たまき / 榎本
二見書房
シャレードパール文庫2008-01-15

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進学を機に東京で一人暮らしを始めた安斎は、格安物件「経世館」の一員に。家主の鳴瀬は同じ大学の学生で、大物議員の息子でありながら週末はドラァグ・クイーンのバイトで稼いでいるという変わり種。
ショータイムを目の当りにし度肝を抜かれた上、女装の鳴瀬から濃厚なキスを受けた安斎はそれ以来、気のいいあんちゃんで御曹司で同性しか愛せないという多面体な男に翻弄されることに・・・。
鳴瀬龍彦(なるせたつひこ)×安斎夏海(あんざいなつみ)
19歳、大学同級生

そういえば買ったまま読んでないな~と発掘。

『ドラァグ・クイーン』攻め・・・表紙を開くとカラーページにビックリしてしまうのですが、鳴瀬は女装癖があるわけでもなし、おネエさんでもない、普通の男の子なのですね。
だからこそ私に読めたのは否定しませんが、何となく肩透かしのような気もちょっとした(笑)。

タイトルとカラーに煽られてしまったけど、中身は現役大臣を父に持ち、周囲のプレッシャーと好奇の目に悩む青年の悩み・・・という感じ。
“ドラァグ・クイーン”として厚化粧に派手なカツラにドレスで身を装うことで開放される。
登場はド派手なのですが、派手な花火を打ち上げたわりには、ドラァグ・クイーンにそれほど拘ることなく話は展開していくので、あれ?と思ってしまうのですね。

いえ、だから私は読めたんですよ、はい(笑)。
ホントにドラァグ・クイーン攻めだったら、個人的には手が出ないので、そこは認めます。
そうなんだけど、想像と中身がずいぶん違うな~と最後まで頭に「?」が浮かんでおりました。

薄い本ですので話の内容は↑を見ていただくことにして(笑)、視点が交互に変わるのですが、最初受視点で始まった話が、実はおおむね「攻め悩みの話」だもんで、どこに中心を置いて読んだらいいやら、その辺りも落ち着かなさを感じました。受の印象も薄くなってましたしね。

しかし、つまらない話というわけではなく、若者の恋と悩みとしてそれなりに面白かったです。
満艦飾の派手な入り口をくぐってみたら室内は畳敷きだったみたいな感じは残りましたが、ドラァグ・クイーンにビビる必要は全然なかったですね。
コメント
この記事へのコメント
mimuさん、こんにちはー。
この作品、私はむしろドラァグクイーン読みたさで買おうかと悩んだんですが、そうですか、そうでもなかったんですか。
じゃあ、見送ろう(笑)
2008/03/05(水) 12:43 | URL | かりんこ #-[ 編集]
>かりんこさん
こんにちは、かりんこさん~。

かりんこさんのような方のほうが多いんじゃないでしょうか(笑)
だけど、これだと期待とは違うと思います。
むしろ私が手を出したというのが我ながら不可解です。
怖いもの見たさ?(笑)
結果的には怖くもなんともなかったんですけどネ。
2008/03/05(水) 16:37 | URL | mimu #-[ 編集]
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