真夜中に電柱を口説き、通りかかった史信に突然キスした変人は、なんとお隣さん!
日頃は寡黙で近寄り難い隣人・国見は、ある一線を越えると情熱的な男に変身してしまうのだ。しかもその間の記憶が飛ぶようで、なりゆきから国見の食事の面倒を見るようになった史信とキスしたことさえ、覚えていない様子。
一見、野犬のようで懐かない男の持つ二面性に惹かれ始めた史信は、情熱的な時の国見に口説かれるままに関係を持ってしまい!?
日頃は寡黙で近寄り難い隣人・国見は、ある一線を越えると情熱的な男に変身してしまうのだ。しかもその間の記憶が飛ぶようで、なりゆきから国見の食事の面倒を見るようになった史信とキスしたことさえ、覚えていない様子。
一見、野犬のようで懐かない男の持つ二面性に惹かれ始めた史信は、情熱的な時の国見に口説かれるままに関係を持ってしまい!?
国見芳昭(くにみよしあき・28歳)×多岐川史信(たきがわしのぶ・18歳)
イラストレーター×専門学校生
「恋する本能」
「愛のトリミング」の二編。
高知から上京してトリマーになるための専門学校に通う史信は、長野に転勤してしまった幼馴染のマンションで一人暮らし中。そんな史信はドーナツショップのアルバイトの帰り道で、電信柱を熱く口説く変な男に遭遇します。
走って脇を通り抜けようとした史信ですが、史信に気づいた男は史信の腕をガシッとつかみ、今度はいきなり史信を口説き始めます。
もちろん逃げ出そうとしますが担ぎ揚げられ、男のマンションに連れ込まれてみると、なんとその男は史信が引越し以来、何度挨拶に足を運んでも留守だったお隣さんの『国見』でした。
そして連れ込まれた玄関先で、いきなりキスされてしまうのです。
国見を突き飛ばして逃げた数日後、史信が部屋の鍵をアルバイト先に忘れ玄関先で途方に暮れていると、そこへ国見と国見の友人・菊池が現れます。菊池の親切で国見の部屋で一晩過ごさせてもらうことになるのですが、再会した国見は初対面で史信を口説いた男とはまるで別人のように無口で無愛想。
ところが、酒が進み、史信は今度は国見が大きな兎の縫いぐるみを口説き出すのを見てしまいます。
国見は、酒量が臨界点を越えると、いきなり『無機物』を口説きだすという変なクセの男だったのでした。そしてその間の記憶は綺麗サッパリ消えてしまうと言います。
史信は菊池に頼まれて、そんな国見の朝晩の食事の世話をすることになってしまいます。
自宅でイラストレーターの仕事をしている国見は、飲んでいないときは仕事に没頭していて無口で会話もほとんどありません。しかし、酒が入ってしまうと突然豹変。歯の浮くようなセリフで史信を口説き迫ってきて、史信は押し倒されてしまいます。最後まではしないんですけどね。
その二面性に戸惑いながらも、少しずつ国見に惹かれていく史信。
コメディタッチのほんわかラブストーリーでした。
田舎出の史信の素直で擦れてないところが好感持てました。
そして真面目に電柱や縫いぐるみを口説く国見が面白いです。“記憶がない”という国見に抱きしめられる虚しさはちょっと切ないですが、国見が今まで『無機物』ばかりを口説いてきたというのがポイントですね。
そして“記憶がない”ということにも、実は国見なりの照れがあったりするので、ホッとしました。
肩の力を抜いて楽しめるお話で、面白く読めました。
史信の幼馴染でマンションの持ち主の総五(そうご)と国見の友人・菊池はなんだかデキてるみたいです。でもどっちがどうだかわかりません(笑)
もしかしてリンク作とかありなのかな~
イラストレーター×専門学校生
「恋する本能」
「愛のトリミング」の二編。
高知から上京してトリマーになるための専門学校に通う史信は、長野に転勤してしまった幼馴染のマンションで一人暮らし中。そんな史信はドーナツショップのアルバイトの帰り道で、電信柱を熱く口説く変な男に遭遇します。
走って脇を通り抜けようとした史信ですが、史信に気づいた男は史信の腕をガシッとつかみ、今度はいきなり史信を口説き始めます。
もちろん逃げ出そうとしますが担ぎ揚げられ、男のマンションに連れ込まれてみると、なんとその男は史信が引越し以来、何度挨拶に足を運んでも留守だったお隣さんの『国見』でした。
そして連れ込まれた玄関先で、いきなりキスされてしまうのです。
国見を突き飛ばして逃げた数日後、史信が部屋の鍵をアルバイト先に忘れ玄関先で途方に暮れていると、そこへ国見と国見の友人・菊池が現れます。菊池の親切で国見の部屋で一晩過ごさせてもらうことになるのですが、再会した国見は初対面で史信を口説いた男とはまるで別人のように無口で無愛想。
ところが、酒が進み、史信は今度は国見が大きな兎の縫いぐるみを口説き出すのを見てしまいます。
国見は、酒量が臨界点を越えると、いきなり『無機物』を口説きだすという変なクセの男だったのでした。そしてその間の記憶は綺麗サッパリ消えてしまうと言います。
史信は菊池に頼まれて、そんな国見の朝晩の食事の世話をすることになってしまいます。
自宅でイラストレーターの仕事をしている国見は、飲んでいないときは仕事に没頭していて無口で会話もほとんどありません。しかし、酒が入ってしまうと突然豹変。歯の浮くようなセリフで史信を口説き迫ってきて、史信は押し倒されてしまいます。最後まではしないんですけどね。
その二面性に戸惑いながらも、少しずつ国見に惹かれていく史信。
コメディタッチのほんわかラブストーリーでした。
田舎出の史信の素直で擦れてないところが好感持てました。
そして真面目に電柱や縫いぐるみを口説く国見が面白いです。“記憶がない”という国見に抱きしめられる虚しさはちょっと切ないですが、国見が今まで『無機物』ばかりを口説いてきたというのがポイントですね。
そして“記憶がない”ということにも、実は国見なりの照れがあったりするので、ホッとしました。
肩の力を抜いて楽しめるお話で、面白く読めました。
史信の幼馴染でマンションの持ち主の総五(そうご)と国見の友人・菊池はなんだかデキてるみたいです。でもどっちがどうだかわかりません(笑)
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